【自分史 連載④】本の自分史づくりの手順
【パターン別】終活のやり方|何から始めるかのステップを紹介
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この記事の内容
この記事をおすすめする人 これから終活を始めようか迷っている方 この記事のポイント
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これまで、以下の記事で、終活において具体的に何をすべきかを解説してきました。
しかし、これから終活を始めるにあたっては、「まず何からやればいいの?」と思う方もいるかもしれません。また、すでに終活をしている人でも、本来であれば必要な作業やプロセスを忘れてしまっているかもしれません。
そこで、本記事では終活をどのように進めていくべきか、具体的な「やり方」やプロセスを解説します。
終活でやるべきことをおさらい
以下の記事でも紹介していますが、終活でおこなうべきことは数多くあります。
終活でやるべきことを大きく分けると、自分自身のためにやることと、のこされた家族のためにやっておくことの2種類があります。
自分のためにやる終活
自分自身のためにおこなう終活としては、以下の4点が挙げられます。
延命措置・終末期医療について決める意思表示
お葬式やお墓について決めておく
エンディングノートの作成
デジタルデータ・サービスの見直し
「こういったお葬式をしてほしい」、「こういうデザインのお墓を建ててほしい」といった希望があれば、それをエンディングノートなどに残しておきましょう。
また、万が一のときのために、終末期医療についての意思表示をしておくことで、自分自身の希望に沿った最期を迎えることができます。
家族のためにやる終活
家族のために準備しておくこととしては、以下の3点が挙げられます。
資産の管理と把握
遺言書で家族への意思表示
モノの整理・処分
のこされた家族や親族の間でトラブルになりがちなのが、財産の相続や遺品の処分に関することです。自分自身にどれだけの資産があり、だれにどの程度の財産を相続させるのかを遺言書として正式に残しておけば、家族や親族内のトラブル防止につながります。
終活で頭に入れておくべきこと
これから終活に取り組む方は、そもそもの目的を正しく理解しておく必要があります。
終活の目的は、人生の終わりに向けて準備をする人が、あとの時代を生きる人に対し自分の希望や思いを伝えることです。終活は基本的に家のなかでできることが多いですが、場合によっては役所などに出向きひとりで手続きをおこなう必要があります。そのため、家族や親族とコミュニケーションを取りつつ進めなければなりません。
たとえば、延命措置や終末期医療についての希望をエンディングノートに書き残していたとしても、家族がその真意をわかっていないと「本当にこれでよかったのか」と後悔の念に苛まれることもあるでしょう。
そこで、自分自身の思いを家族に対して伝える機会を設けるなど、環境を整えておくことが重要です。もし、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大や、離れて暮らす家族や親族がいて対面で話し合いの時間を確保することが難しい場合には、終活アプリの「楽クラライフノート」をうまく活用することで自分の意思を明確に伝えられるでしょう。
具体的な終活のやり方
ひと口に終活といっても、若いうちから取り組む方もいれば、高齢になってから取り組む方もいます。それぞれのパターンに応じて、どういった方法や手順で取り組んでいけばよいのかくわしく解説しましょう。
比較的若い人のやり方
現役世代から、定年退職を迎えた70歳程度までの比較的若い方の場合には、以下のようなステップで終活に取り組むのが一般的です。
STEP1 断捨離
着ることのなくなった衣料品、使う見込みのない日用品などを手元に残さず処分する断捨離は、基本的かつ初歩的な終活といえるでしょう。
加齢とともに体力が落ちてくると、不用品があってもなかなか処分できずに溜まっていきがちです。現役世代から70歳ごろまでの比較的若い世代では、まだ体力が残っている可能性が高いため力を必要とされる断捨離、つまり重量のあるものや、大きさがあり動かすのに手間取りそうなものから始めるとよいでしょう。
STEP2 断捨離以外の体力を要する作業
体力を要する作業は断捨離だけとは限りません。たとえば、思い出があるからのこしておきたい写真ともう捨ててもよいという写真の仕分けがありますが、気力・体力がない状態になるとその判断すら面倒に感じてしまうこともあります。よって、まだ力がのこっているうちに手をつけるのがよいといえます。写真以外でも、家系図を作っておきたいと考えた場合、さまざまな場所を訪れ調べものをしたり、人と会って話を聞いたりする必要がでてくるでしょう。
体力的にも精神的にも余裕がなければ実行に移すことが難しいため、若いうちからすこしずつ取り組んでいきましょう。
STEP3 相続や介護、お葬式・お墓について希望を意思表示する
家族や親族がいる場合、自分自身の資産や親から相続した土地、不動産などを、だれにどの程度引き継ぐのかを決めておきましょう。とくに認知症などを発症した場合、これらの判断が難しくなることも想定されるため、若いうちから準備しておくことが重要です。
また、お葬式やお墓なども、自分に万が一のことがあった場合を想定して意思表示を残しておく必要があるでしょう。
死を強く意識する年齢になったため終活をする人のやり方
重篤な病気にかかったり、80代、90代といった高齢を迎えたときには、終活で何をすべきなのでしょうか。
STEP1 優先的におこなうもの
死を意識する年齢に達したときの終活では、やるべきことに優先順位を決めて取り組むことが何よりも重要です。
とくに優先すべきものは、遺言書の作成と延命治療についての意思表示です。
どういった種類の資産がどの程度あるのかを把握しておくことはもちろんですが、だれに引き継ぐのかも明確に示しておく必要があるでしょう。
また、自分自身に万が一のことがあったときに備え、延命治療の方針や希望を明確にし、それを家族や親族に説明しておくことも最優先で取り組むべきです。
STEP2 その他
優先的に準備すべきものが整ったら、次にお葬式やお墓などに関する希望を残しておきましょう。また、家族や親族、友人、知人など、お世話になった人へメッセージを残しておきたい場合には、エンディングノートや手紙などを作成しておくとよいでしょう。
終活でやるべきことは、以下の記事でもくわしく解説しているため、こちらもあわせて参考にしてみてください。
終活は何歳から始めるべきか
終活と聞くと、大きな病気を患っている人や高齢の方が取り組むものというイメージをもたれがちです。しかし、実際には「◯歳から始めるべき」といった明確な基準はなく、むしろ早い段階からすこしずつ準備を進めておいたほうがよいです。
現在では、20代や30代といった若いときから終活を始め、転勤や結婚、出産といった人生の節目となるタイミングで終活を見直す方も少なくありません。
なお、終活をスタートさせるタイミングについては、以下の記事でもくわしく解説しています。
終活の第一歩に「楽クラライフノート」
終活は自分ひとりだけが取り組めばよいというものではなく、家族や親族ともコミュニケーションをとりながら進めていくことが重要です。
資産状況の把握や延命治療に関わる希望、お葬式やお墓に関することなどは、終活アプリ「楽クラライフノート」を活用することで、事前に家族と共有しておくことができます。
また、「楽クラライフノート」を利用することで、終活にあたって準備ができていないものや取り組むべき項目が見えてくることもあります。まだインストールしていない方は、この機会にぜひご活用ください。
自分の関心もやり方のポイント
今回の記事では、比較的若い世代の人、ある程度年齢を重ねた人に分けて、取り組みやすい終活の方法をお伝えしました。
これらを参考にしていただきつつも、ご自身が終活のなかで関心の高い内容があれば、それも大切にしてください。人間はだれしも、関心の高いことや興味のあることだと、意欲が湧くのは言うまでもありません。
終活をネガティブに捉えすぎるのではなく、できるだけポジティブに楽しみながら取り組んでみましょう。
(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)
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