基礎知識

家系図の書き方・基本的なルールを親族の呼び名と合わせて解説

  • 公開日:
  • 更新日:

この記事の内容

この記事をおすすめする人

自分や家族のルーツに興味がある方


この記事のポイント

  • よくある家系図はツリー状の縦系図と呼ばれるもの
  • 家系図に指定の書き方はなく自由に作成できる
  • 家族へのプレゼントとして贈る人もいる


おすすめの資産管理・終活アプリは『楽クラライフノート
保有する資産の管理や、家族に伝えたいことをまとめられるエンディングノートアプリです。

iPhoneへのインストールはこちら Androidへのインストールはこちら


以下の記事では、家系の調べ方と家系図作成の手順について解説しました。この記事を読んで、自分も家系図を作ってみたい、と思った方もいるかもしれません。


家系図の調べ方とは?必要費用や書き方も解説|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

歴史に関する本やテレビ番組を見ていると、「自分のご先祖様はどんな人なんだろう?」と思うことはありませんか。自分の家系を調べるという作業は手間と時間がかかりますが、その分、おなじ血が流れる先祖がわかったときはロマンや喜びを感じるものです。今回は、家系の調べ方、家系図の作り方を解説します。ぜひ自分の家族のつながりを記録してくださいね。

lifenote.ntt-finance.co.jp

og_img


ただ、家系図を書いた経験がないと、さまざまな続柄や姻戚関係はどう書き表せばいいのかと悩んでしまうことでしょう。そこで、この記事では家系図の書き方を「親族との関係の表し方」にフォーカスしてより具体的に解説します。

家系図を作成する意味とは?

家系図を作成したいと考えている人は、どんな意味をもって作成をするのだろうと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。家系図を作成するメリットは、自分のルーツを知り、自分自身の存在を理解するためにあります。

自分が何者かを知るには、ルーツを辿ることが重要と考える人も多く、そういった人が家系図を作成します。

また、家族へのプレゼントとして家系図を作成する人もいます。両親への感謝の気持ちや一生の記念となる家系図。今後増え続ける子孫にも残していくことができ、その家の宝物として扱われることも少なくありません。

家系図の種類

家系図には種類があり、縦系図と横系図と呼ばれるものがあります。縦系図は、一般的にイメージする家系図でご先祖様を代々ツリー状に書いていくものです。もう一方の横系図は、「家系譜」とも呼ばれ、ご先祖様を横に並べていく構成で、一人ひとりの細かな情報を載せることができるのがメリットです。

しかし、ご先祖様とのつながりがひと目見るだけではわかりづらいといったデメリットもあります。

家系図の書き方に決まったルールはない

たとえば日本語の文章であれば、一つの文の終わりに句点(。)を打つ、話し言葉にはカギ括弧(「」)をつける、といっただれもが知っている共通のルールがあります。しかし家系図にはこうしたルールがありません。そのため、家系図の専門家のなかには「自分がわかりやすい書き方をすればよい」とする方もいます。

とはいえ、多くの家系図作成者、作成業者に共通する書き方があるのも事実。そこで、この記事ではどの家系図作成者にもとくに共通している婚姻関係や親子関係の書き方を紹介します。

よくある書き方1.夫婦関係

家系図において夫婦関係は、二重線で結びます。なお、夫は右側、妻は左側に書く例が多く見られます。

よくある書き方2.親子関係

親子関係は直線で表します。子どもが複数いる場合は、右から生まれた順に書いていくのが一般的です。

よくある書き方3.養子

親子関係のなかでも、養子がいる場合には二重線を用います。例として出した家系図では、一郎と雪子が実子、敬子が養子となります。

よくある書き方4.再婚

再婚した場合の家系図の書き方には、いくつかのパターンがあります。太郎が再婚した人、花子が前妻、晴子が後妻として二つの例を見てみましょう。

一つ目は、前妻、後妻ともに二重線で結ぶ方法です。この場合は、前妻を再婚した人の右側に、後妻を左側に書きます。

もう一つの例は、現在婚姻関係にある人(もしくは最後に結婚した人)とのみ二重線を結び、前妻とは1本の線で結ぶ方法です。前妻(夫)との関係は実線ではなく、点線で結ぶ場合もあります。またこの方法では、すでに婚姻関係が終了している人は現在の配偶者よりも小さく書きます。

家系図に登場する親族の呼び方

家系図を書き進めていくと、親族の呼び方がわからなくなることがあるかもしれません。たとえば、「おじいちゃん(祖父)のおじいちゃんはなんという呼び名になるのだろう」というような疑問です。この場合は、「高祖父」となります。

そんな親族の呼び方を、ここで表を用いて解説します。以下の表では古い世代から新しい世代へと順に記述しています。

親族の呼び方
自分との関係
高祖父(こうそふ)・高祖母(こうそぼ)曽祖父母の父母
(祖父母の祖父母)
高祖伯父(こうそはくふ)・高祖伯母(こうそはくぼ)
高祖父母の兄・姉
(曽祖父母の伯父・伯母)
高祖叔父(こうそしゅくふ)・高祖叔母(こうそしゅくぼ)
高祖父母の弟・妹
(曽祖父母の叔父・叔母)
曽祖父(そうそふ)・曾祖母(そうそぼ)祖父母の父母
(父母の祖父母)
曾祖伯父(そうそはくふ)・曾祖伯母(そうそはくぼ)曽祖父母の兄・姉
(祖父母の伯父・伯母)
曾祖叔父(そうそしゅくふ)・曾祖叔母(そうそしゅくぼ)曽祖父母の弟・妹
(祖父母の叔父・叔母)
族伯祖父(いとこおおおじ)・族伯祖母(いとこおおおば)曽祖父母の兄・姉の子
(祖父母のいとこ)
祖父(そふ)・祖母(そぼ)父母の父母
大伯父(おおおじ)・大伯母(おおおば)祖父母の兄・姉
(父母の伯父・伯母)
大叔父(おおおじ)・大叔母(おおおば)祖父母の弟・妹
(父母の叔父・叔母)
父(ちち)・母(はは)自分の父母(親)
伯父(おじ)・伯母(おば)父母の兄・姉
叔父(おじ)・叔母(おば)父母の弟・妹
従伯父(いとこおじ)・従伯母(いとこおば)祖父母の兄・姉の子
(父母のいとこ)
従叔父(いとこおじ)・従叔母(いとこおば)祖父母の弟・妹の子
(父母のいとこ)
兄(あに)実兄
嫂(あによめ)・義姉(ぎし)兄の妻
姉(あね)実姉
義兄(ぎけい)姉の夫
弟(おとうと)実弟
義妹(ぎまい)弟の妻
妹(いもうと)実妹
義弟(ぎてい)妹の夫
従兄(いとこ/じゅうけい)おじ・おばの息子(自分より年上)
従弟(いとこ/じゅうてい)おじ・おばの息子(自分より年下)
従姉(いとこ/じゅうし)おじ・おばの娘(自分より年上)
従妹(いとこ/じゅうまい)おじ・おばの娘(自分より年下)
再従兄・再従弟・再従姉・再従妹(はとこ/またいとこ)父母のいとこの子
息子(むすこ)・娘(むすめ)自分の子
甥(おい)・姪(めい)兄弟姉妹の息子・娘
従甥(いとこおい/じゅうせい)・従姪(いとこめい/じゅうめい)いとこの子(いとこちがい、とも)
孫(まご)子の子
大甥(おおおい)・又甥(またおい)兄弟姉妹の男の孫
(甥・姪の男の子)
大姪(おおめい)・又姪(まためい)兄弟姉妹の女の孫
(甥・姪の女の子)
曾孫(ひまご)孫の子
(子の孫)
曾姪孫(そうてっそん)兄弟姉妹の曾孫
玄孫(やしゃご)

孫の孫

(曾孫の子)

玄姪孫(げんてっそん)兄弟姉妹の玄孫
来孫(らいそん)玄孫の子
昆孫(こんそん)来孫の子
仍孫(じょうそん)昆孫の子

楽しみながら家系図をつくろう

以下の記事でも述べたように、家系図作りには結構な労力がかかり、途中で挫折してしまう方もいます。


家系図の調べ方とは?必要費用や書き方も解説|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

歴史に関する本やテレビ番組を見ていると、「自分のご先祖様はどんな人なんだろう?」と思うことはありませんか。自分の家系を調べるという作業は手間と時間がかかりますが、その分、おなじ血が流れる先祖がわかったときはロマンや喜びを感じるものです。今回は、家系の調べ方、家系図の作り方を解説します。ぜひ自分の家族のつながりを記録してくださいね。

lifenote.ntt-finance.co.jp

og_img


そんなときは専門家、専門の業者に依頼するのもよいですが、最後まで自分の力で作りあげたいと思うならば、楽しむことが大切ではないでしょうか。

たとえば、書きながらその親族との思い出を呼び覚ます、いまどのように過ごしているだろうかと想像する、などが楽しみ方として挙げられます。その末に家系図を作りあげたら、親族に披露してみると「実は、こんなことがあって……」というように会話が弾んだり、新たなエピソードが聞けたりするかもしれません。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

資産管理やエンディングノートの登録、家族へ情報共有したい方には、終活アプリ『楽クラライフノート』がおすすめ。自身の現状や思い、資産・家計をアプリで一元管理でき、老後に向けた健康やお金などにまつわる不安を解消します。また登録した情報は、伝えたい家族に絞って共有可能。これからの人生を、よりよく生きるための取り組みをサポートします。

『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。

『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。

アプリをダウンロードして
終活で直面する様々なお悩みを解消しましょう
楽クラライフノート

Page Top