必ず役に立つスマホの使い方　3キレイに写真を撮る〈応用編〉

前回の記事では、「基本編」としてスマホでキレイに写真を撮るための初歩的なテクニックをご紹介しました。今回はそこからさらに一歩進んで、写真をよりキレイに見せるためのカメラ機能や、写真アプリを活用した編集方法について解説します。

編集と聞くと難しいイメージを持たれる方も多いと思いますが、実際に操作してみれば手軽にできるものですので、ぜひお手持ちのスマホで試してみてください。

写真をよりよくする撮影テクニック

まずはスマホのカメラ機能を駆使した応用的な撮影テクニックを3つに分けて解説します。

パノラマモード

ほとんどのスマホのカメラにはパノラマモードの機能が搭載されています。横長の写真を撮影する際に便利な機能で、ボタンを押しスマホを横へ動かしていくと幅の広い写真が撮れます。たとえば、観光地などで自分を中心にした360度の写真を撮りたいという場合は、便利な機能といえるでしょう。このパノラマモードは、スマホを横にスライドさせて撮影することを想定した機能ですが、スマホを横方向ではなく縦方向にスライドさせることにより、高層ビルやタワーなどを被写体とした迫力のある写真も撮影できます。

※パノラマ写真は横方向に撮ることが一般的ですが、縦方向に撮影するとこのタワーの写真のような迫力ある構図をつくることができます。

パノラマモードの設定方法は以下のとおりです。

• iPhone：カメラを起動し、左右にスワイプして「パノラマ」を選択

• Android：カメラを起動し、「モード」のなかから「パノラマ」を選択

※Androidの場合は機種によって操作方法が異なります。また、パノラマモードの名称が異なる場合もあります。

通常の横長の写真を撮る場合は、スマホを縦にしたまま動かしますが、縦長の写真を取りたい場合は、スマホを横にして上から下へ、あるいは下から上へと動かします。

露出を調整する

露出とは、カメラのレンズから取り入れる光の量のことです。光の量が多ければ多いほど写真全体が明るくなり、反対に少なければ暗い写真になります。おなじ被写体であったとしても、露出の調整次第で印象は大きく変わってきます。

露出調整の方法は以下のとおりです。

• iPhone　カメラを起動→上部にある矢印のアイコンをタップ→右から3番目の丸印で囲まれた「±」のアイコンをタップ（2020年4月20日時点で最新のiOSの場合。iOSのバージョンによって方法は異なります）

• Android　カメラを起動→「EV」または「明るさ」などの項目を調整

※Androidの場合は機種によって操作方法が異なります。また、露出調整の名称が異なる場合もあります。

加工フィルターを使う

露出などの細かな調整をしなくても、機種によっては「加工フィルター」で印象の異なる写真を手軽に撮影できます。たとえばiPhoneの場合、鮮やかな色彩を強調したい場合には「ビビッド」が、レトロな印象に仕上げたい場合には「シルバートーン」や「ノアール」などがおすすめです。

加工フィルターの設定方法は以下のとおりです。

• iPhone　カメラを起動→上部にある矢印のアイコンをタップ→右端にある3つの丸印で囲まれたアイコンをタップ→フィルターを選択

• Android　カメラを起動→モードのなかから「フィルタ」を選択

※Androidの場合は機種によって操作方法が異なります。また、加工フィルターの名称が異なる場合もあります。

撮った写真を編集する

スマホに最初からインストールされている「写真」アプリでは、撮影した写真の編集や細かな画質調整などもできます。ちなみに、iPhoneの場合は被写体にあわせて自動的に最適化してくれる機能も搭載されています。

自動最適化の方法は以下のとおりです。

• iPhone：「写真」アプリを起動→任意の写真を選択→「編集」をタップ→「自動」のアイコンをタップ

• Android：「フォト」アプリを起動→任意の写真を選択→「編集」をタップ→「候補」の中から「補正」のアイコンをタップ

また、傾き補正もできるため、すこし写真の角度を調整したいという場合にもこれを活用すると簡単に微調整が可能です。

まとめ

スマホやカメラの操作に慣れておらず、今回紹介した機能をいままで知らなかったという方も多いのではないでしょうか。基本操作を押さえつつ、すこし応用的な機能を使うことで、プロが撮影したような写真に一歩近づくことができます。

また、写真アプリの編集機能を活用することで、撮影後でも微調整や修正に対応できるため、SNSに写真をアップする前にひと手間をかけてみてはいかがでしょうか。

（執筆編集：NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部）