基礎知識

お薬手帳のアプリについて|メリット・デメリットや選び方

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この記事の内容

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通院が増えたと同時に薬を処方される機会も多くなってきた方


この記事のポイント

  • お薬手帳のアプリでは、服用時間や受診時間の通知、ヘルスケア情報の記録・管理ができる
  • お薬手帳を複数冊管理する手間がなくなり、処方までの時間を短縮できるといったメリットがある
  • お薬手帳アプリに対応していない調剤薬局もあるため注意が必要


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以下の記事でも取り上げたように、薬の服用によって副作用を起こさないためには、お薬手帳をもっておくことが重要です。


お薬手帳の基礎知識|安全に薬を飲むために|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

いくつもの診療科に通って薬を処方されれば、「この薬とあの薬、両方飲んでも身体に悪くないの?」と心配になるかもしれません。  このような不安を解消してくれるのが「お薬手帳」です。本記事では、お薬手帳とはどのような役割を果たすものなのか、基本的な使い方や注意点、便利な活用方法も紹介します。すでにお薬手帳をもっている方はおさらいを、まだもっていない方は今後の参考にぜひ役立ててみてください。

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そして現在では、スマートフォンで手軽に管理できるお薬手帳アプリも登場しています。MMD研究所の調査によると、お薬手帳のアプリを利用している、利用していた人の割合は47.2%にのぼります。

本記事では、お薬手帳アプリの選び方や、どのようなアプリがあるのかをくわしく解説します。

お薬手帳アプリとは

お薬手帳アプリとは、その名のとおり「お薬手帳」の機能を紙の手帳ではなく、スマートフォン上で手軽に利用できるアプリのことを指します。

服用している薬の情報を記録するという本来の機能はそのままに、手帳を持参することなくスマートフォンさえあれば簡単に管理できるのが特長です。

また、お薬手帳アプリには、本来のお薬手帳としての役割だけでなく、以下のようなさまざまな付帯機能も充実しています。

  • 薬の服用時間やタイミングを通知するアラーム機能

  • 次回の受診日時を通知するカレンダー機能

  • 処方箋のデータを調剤薬局へ送信する機能

  • 血圧や体重などのヘルスケア情報の記録・管理機能

  • ヘルスケア情報の推移をグラフなどで可視化する機能

  • 処方された薬の効能や副作用などを調べられる検索機能 など


お薬手帳アプリは2012年に導入されて以降、スマートフォンの普及にあわせてユーザー数を増やしています。

なお、お薬手帳アプリは国や特定の機関によって運営されているものではなく、さまざまな事業者がアプリを提供しているため自分自身にとって使いやすいものを選べるのも特長です。

お薬手帳アプリのメリットとデメリット

すでにお薬手帳をもっている方にとっては、「わざわざアプリをダウンロードする必要もないのでは?」と感じるかもしれません。しかし、従来のお薬手帳とは異なり、さまざまなメリットがあることも事実です。

それと併せてお薬手帳アプリのデメリットも記述するので、比較してみましょう。

メリット

まずはお薬手帳アプリのメリットを3つ紹介します。

受診の際に忘れるリスクを低減できる

本来、お薬手帳は紙の手帳として発行され、それを医療機関の診察時や調剤薬局での薬の処方時に提出しなければなりません。しかし、保険証とは異なりサイズが大きいため、財布やカードケースに入りきらず受診の際に忘れてしまう方も多いのです。しかし、お薬手帳アプリはスマートフォンで手軽に管理できるため、受診の際に忘れるリスクも低いでしょう。

薬を受け取る時間を短縮できる

お薬手帳アプリには処方箋のデータを調剤薬局へ送信する機能があります。病院の診察が終わった段階で処方箋のデータを送信しておけば、調剤薬局に向かうまでのあいだに薬剤師が薬の準備をしておくことができ、窓口に到着した段階ですぐに薬を渡される、なんてことも。

混雑する待合室で薬の処方を待つこともなく、時間を有効に活用できるのもお薬手帳アプリのメリットといえるでしょう。

家族でお薬手帳を複数冊管理する必要がない

お薬手帳は複数人分のデータも管理でき、家族の人数分の手帳を物理的に管理しておく手間がありません。たとえば、子どもと自分自身の処方内容を一つのアプリで管理しておけば、手帳を紛失するリスクもなく安心です。

デメリット

お薬手帳アプリはメリットばかりとは限りません。とくに注意しておかなければならないのが、お薬手帳アプリに対応している調剤薬局が限られることです。

冒頭でも紹介したとおり、お薬手帳アプリは国や公的機関が運営しているものではなく、民間企業や団体がそれぞれ提供・運営しています。調剤薬局によっては、紙のお薬手帳の提出を受けるのは問題がなくても、お薬手帳アプリには対応できておらず処方した薬の内容を記録できないケースもあり得ます。また、後述するようにお薬手帳アプリの対応をしている薬局でも、対応できるアプリが限定されるケースもあります。

お薬手帳アプリの選び方

さまざまな企業や団体が運営しているお薬手帳アプリですが、種類が多いことで「どのアプリを選べばよいのか?」と疑問を抱く方も少なくありません。

お薬手帳アプリの基本的な選び方としては、よく利用する調剤薬局がどのアプリに対応しているかを事前に確認しておくことが重要です。また、デメリットの部分でも紹介しましたが、そもそもお薬手帳アプリに対応していない調剤薬局もあるため注意が必要です。

もし、調剤薬局が複数のお薬手帳アプリに対応している場合には、実際にそれらのアプリをダウンロードし操作性を試してみて、使いやすいと感じたものを選びましょう。

代表的なお薬手帳アプリ

お薬手帳アプリにはさまざまなものがあると紹介しましたが、今回はとくに代表的な4つのアプリを紹介しましょう。

おくすり手帳Link

「おくすり手帳Link」は、NTTドコモが提供するお薬手帳アプリです。処方箋情報の薬剤師への共有を簡単にできることはもちろん、服用している薬の一覧や服用日時の確認、体調メモなどの機能ごとに画面を遷移でき、はじめてアプリを使用する方でも迷わず操作できるでしょう。

さらに、異なるお薬手帳アプリ間でも情報を簡単に閲覧できる「e薬Link」にも対応済みです。

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eお薬手帳

「eお薬手帳」は、日本薬剤師会が提供しているお薬手帳アプリです。処方箋に記載されたQRコードを読み取ることで簡単に処方箋を登録でき、調剤薬局への共有も簡単。薬を服用するタイミングを知らせてくれるスケジューラ機能や市販薬の登録機能なども充実しているほか、アルファベットや記号などの入力が苦手な方でも簡単に登録できる手入力機能も搭載されています。

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EPARKお薬手帳

病院や歯科医院、接骨院、そして薬局など、さまざまな施設の予約をオンラインで完結できる仕組みを提供しているEPARK。「EPARKお薬手帳」は、ネット予約のノウハウを生かして全国の薬局で利用できるお薬手帳アプリです。

ツルハドラッグやくすりの福太郎、SEIMS、スギ薬局など多くの薬局が対応しており、ユーザー数は300万人以上にのぼります。

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iOS:こちら

お薬手帳プラス

「お薬手帳プラス」は、調剤薬局大手の日本調剤が提供しているお薬手帳アプリです。全国に715店舗ある日本調剤グループの薬局で利用でき、それ以外の薬局で処方された薬も処方箋のQRコード読み込みや手入力で情報を登録可能。

さらに、自宅で薬剤師からオンラインでの服薬指導を受けられる機能も利用できます。

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iOS:こちら

まとめ

お薬手帳アプリは従来のようにお薬手帳として使用できることはもちろんですが、処方箋の画像やQRコードを読み込んだうえで、処方される薬の情報を薬局へ送信すれば受け取り時間の短縮にもつながります。

また、薬の飲み忘れを防止するアラーム機能や次回受診日時を通知してくれるカレンダー機能なども充実しています。

スマートフォンにお薬手帳アプリをインストールしていれば、紙のお薬手帳を持ち歩く必要がないため、お薬手帳を忘れるのを防ぎつつ荷物も減らせるといった利点もあります。

今後は、電子処方箋やマイナポータルとの連携が図られる可能性もあるため、より便利になっていくかもしれません。お薬手帳のアプリを活用して、毎日の健康維持に役立てましょう。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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