アクティブシニアの求人と採用|シニア採用に熱心な企業も紹介

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シニアになってからも働きたいと考えている方


この記事のポイント

  • アクティブシニアが働くメリットには、若い世代と触れあう機会が増えるといったメリットがある
  • シルバー人材センターには特別なスキルがなくても従事できる仕事が多く掲載されている
  • 若いときに比べて体力が落ちているため、無理をしないよう心がけることが大切


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企業によるシニア世代の採用が活発になっています。その背景には、少子化が進んでいることに加えて、人口ボリュームの大きい団塊世代が後期高齢者となりつつあり、より人手が必要な状況となっているからです。

人口が少なくなり労働力が不足するのは決してよいことではありませんが、一方で仕事も趣味も全力投球のアクティブシニアにとっては朗報ともいえるかもしれません。

そこで本記事では、アクティブシニアの求人にはどのような案件があるのか、代表的な企業の事例や仕事の探し方などについて解説します。

近年、盛んになっている「アクティブシニア採用」

そもそも「アクティブシニア」とは、定年を迎えた後も仕事や趣味に活発に活動し、介護を必要としない世代のことを指します。何歳から何歳までといった明確な定義はありませんが、一般的には定年退職後の世代であることから少なくとも60歳以上の世代がアクティブシニアにあたるといえるでしょう。

なお、アクティブシニアに関しては以下の記事でもくわしく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。


アクティブシニアとは?仕事に趣味に活発な21世紀のシニア像|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

「シニア」「高齢者」のイメージは、20年前や30年前といまとではまったくちがう、というのは読者のみなさんも強く実感されていることではないでしょうか。戦後の日本は寿命がどんどんと伸びたため、60歳や70歳という年齢であると「まだまだ若さのある世代」と見なされることすらあります。 このように、シニア世代となっても仕事や趣味に精力的な取り組みをする人は「アクティブシニア」と呼ばれます。 すでに一般的に使われるようになった言葉ですが、あらためてこの記事でアクティブシニアとはどんな意味があり、どんな人なのか確認してみましょう。

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すなわち、アクティブシニア採用とは、このようなアクティブシニア層を積極的に採用し、企業の貴重な戦力として活躍してもらうことを指します。

長年にわたって企業で活躍してきた方が定年退職を迎えると、仕事という生きがいがなくなり人生に活力が見いだせなくなるケースも少なくありません。雇用形態や立場が変わったとしても、自分自身のこれまでの経験やスキルを活かせるアクティブシニア採用は、新たな生きがいを与えることにもなるため多くの企業で注目されているのです。

また、日本では現在、深刻な人手不足に陥っています。新たな人材を採用するために募集をかけても応募者が集まらなかったり、企業が求める人材が見つからないといったケースもあります。人手不足をすこしでも解消するためにも、豊富な経験やスキルをもったアクティブシニアの採用は有効な対策の一つといえます。

アクティブシニアにとっての働くメリット

定年を迎えてもなお働き続けるアクティブシニア世代は珍しくありませんが、それはなぜなのでしょうか。

アクティブシニアの観点から見て、働くことのメリットを3つのポイントに整理してみました。

社会との接点がもてる

そもそも働くということは、安定した暮らしを実現するために収入を得ることが目的としてとらえられがちですが、それ以外にも社会との接点をもち貢献する点も挙げられます。

働くことを通じて顧客や取引先、おなじ会社の社員から感謝をされることもあり、自分自身が必要とされていることを実感できます。仕事に対するやりがいを感じられ、お金だけではない精神的な満足感・充実感を得られるようになるのです。

賃金が生活費などの足しになる

定年退職を迎えたとしても、その直後から年金が支給されるとは限りません。退職時の年齢によっては、年金の支給開始まで数年の空白期間が生じるケースもあるでしょう。

また、もらえる年金額を増やすために、年金の支給開始年齢を後ろ倒しにしたいという方もいるかもしれません。

そのような場合、当面の生活費を貯蓄だけに頼るのではなく、仕事をして収入を得たいと考える方も多いはずです。定年退職後も仕事を続けることで、経済的な不安を最小限に留められるでしょう。

異なる世代とコミュニケーションができる

定年退職後の新たな生きがいとして趣味を楽しむ方も多いですが、同世代の人とのコミュニケーションが中心になるケースも少なくありません。しかし、定年退職後もさまざまな仕事を経験することで、自分よりも若い世代とも触れあう機会が増え、刺激をもらえることもあります。

これまで知らなかった知識や新たな価値観に触れられる機会が増えれば、定年退職を迎えた後も充実した人生が送れるようになるでしょう。

アクティブシニア採用をする代表的企業

アクティブシニア採用は業種を問わずさまざまな企業が積極的に進めています。今回は、代表的な企業の事例を3社紹介しましょう。

すかいらーく

全国にファミリーレストランやカフェなどを展開する飲食産業大手のすかいらーくグループでは、50代以上を対象としてアクティブシニア採用を実施しています。

接客業務を担うホールスタッフや、厨房で調理業務を担うキッチンスタッフなど、その人の適性に応じた業務を割り当てていて、福利厚生制度も充実しています。

ローソン

コンビニ大手のローソンは、全国にある各店舗スタッフとしてアクティブシニア採用を積極的に展開しています。高校生や大学生、外国人、主婦層など、ともに働く人の属性も多様で、仕事を通じてさまざまな世代との交流ができるのも大きな魅力といえるでしょう。

モスバーガー

ハンバーガーチェーンのモスバーガーも、シニア世代の採用に積極的です。オフィシャルサイトには、再雇用で60歳を過ぎてからも働き続けているスタッフの声が掲載されており、ホールやキッチンでアクティブシニアが活躍している様子がうかがえます。

シニアの仕事の探し方

定年退職後に嘱託として再雇用されるケースもあれば、全く異なる企業で活躍する方も少なくありません。しかし、定年退職後のアクティブシニアにとって、どのように仕事を探せばよいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、アクティブシニアにおすすめの仕事の探し方を3つのパターンに分けて紹介します。

知人などのツテ

まずは知人や友人など、その人が持っている人脈を駆使して伝手を頼る方法です。

とくにおすすめなのが、前職で交流のあった同僚や上司、取引先、顧客など、自分自身を知っている人から情報を得る方法です。それまでの仕事ぶりや強み、スキルなどを把握していることから、能力を発揮できそうな仕事を紹介してもらえる可能性があります。

求人サイト・転職エージェント

知人や友人に相談しても見つからない場合には、求人サイトや転職エージェントなどのサービスに登録してみるのもおすすめです。

アクティブシニアを含めてさまざまな人を対象とした求人案件が登録されているため、理想とする仕事に巡り会える可能性が高まります。

シルバー人材センター

求人サイトや転職サイトに登録されているようなフルタイムでの案件ではなくとも、アルバイト感覚で手軽に働ける仕事を探している方におすすめなのが、シルバー人材センターです。地域ごとに設置されているシルバー人材センターでは、公園や駅前の清掃や除草作業、介護、施設の管理業務など、さまざまな仕事を紹介しています。

特別なスキルがなくても従事できる仕事が多いため、余った時間を有効に活用したいという場合におすすめです。

アクティブシニアが働くときの注意点

定年退職を機に新たな仕事に挑戦してみたいと意欲をもっていても、さまざまな理由から思わぬトラブルになるケースも少なくありません。アクティブシニアが働く際に注意しておきたいポイントを3つ紹介しましょう。

若いときの実績などをひけらかす、威張るなどしない

アクティブシニア世代のなかには、管理職や経営幹部として活躍してきた経歴がある方も少なくありません。しかし、前職とは異なる会社に採用されたにもかかわらず、前職での経験や実績をひけらかしたりすると、一緒に働く人のなかには横柄な態度をとられたと感じられ、人間関係のトラブルに発展することもあります。

あくまでも前職とは立場も業務も異なることを念頭に置き、つねに謙虚な姿勢で仕事を覚えていくことが大切です。

健康状態に気をつける

活発に行動できるアクティブシニア世代とはいえ、若いときに比べて体力は低下し、体調を崩しやすくなっていることは事実です。自分自身では元気であると感じていても、健康状態をつねに把握し、決して無理をしないように心がけましょう。

賃金や働ける時間に限りがあることを理解する

企業には従業員の安全と健康に配慮しなければならないという義務があります。アクティブシニアを採用する企業では、従業員が体調を崩さないよう時短勤務やシフト調整に配慮するケースも少なくありません。

自分自身ではフルタイムで働きたいと考えていても、安全配慮の観点から労働時間が限られることを理解しておきましょう。

楽しく働いて充実したシニアライフを

シニア世代のなかには、「働くシニア」や「一億総活躍」などといった言葉に抵抗を示す方もいるかもしれません。もちろん、そういった感情は否定されるべきではありませんし、シニアとなって働くか否かは個人の自由意思によるものです。

しかし、そもそも日本が近代化するよりも前の時代までさかのぼれば、法律で決められた定年はなく、自分が仕事を終えたいと思うまで、農作業やものづくり、商いをしてきた歴史もあります。

そうした時代と比べ、現代は寿命が延びています。それは老後の時間も増えたということでもあり、より充実した時間を過ごすためには働くことも選択肢の一つとなるでしょう。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)


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