「生きがいがない」という人の特徴5つとその原因とは?

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最近、生きがいや楽しみがないと感じている方


この記事のポイント

  • 生きがいがない人は生活が定型化していることが多い
  • 仕事がない、健康が原因で生きがいを失ってしまうことも
  • 無理に変わろうとせず、少しずつ変化していけばいい


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近年、「終活」や「アクティブシニア」という言葉が広く浸透したこともあり、年齢を重ねても活発に楽しく生きているシニア世代が増えています。

しかし、本当にシニア世代の多くがそのように前向きに生きているのでしょうか?なかには、なかなか気力をもてずに毎日を過ごしている方もいるかもしれません。たとえば、長年にわたって仕事を一生懸命にこなしてきた人は、定年退職を機に社会とのつながりが感じられなくなり、生きがいを失うケースが多くあります。

それ自体は必ずしもおかしなことではありません。この記事では、「生きがいがない」をテーマに、それはどういった状態なのか、生きがいをもつにはどうすべきかを考えていきます。

生きがいがない人の特徴

そもそも、生きがいがない人にはどういった特徴・傾向が見られるのでしょうか。人によって捉え方は異なるため一概には言えませんが、多くの方に共通して見られるのは以下のような特徴です。

もし、以下の内容に当てはまった場合には、ぜひ本記事を読んで、生きがいの発見に役立ててください。

新しいことをしようとしない

新しいことへの挑戦や、これまで経験したことのないものに興味を抱かなくなります。

たとえば、友人から旅行に誘われても行きたがらない、地域のサークル活動に誘われても参加したがらない、などが代表的です。

何かを始めても途中でやめてしまう

新しいことに挑戦してみたものの、すぐに途中でやめてしまうケースもあります。

友人にすすめられたドラマや映画を観始めたものの、途中で観るのをやめてしまったり、趣味として始めたスポーツを数日程度でやめてしまったりするのも典型的な例といえるでしょう。

「つまらない」と思うことが多い

「新しいことをしようとしない」、「何かを始めても途中でやめてしまう」ことの背景には、本人が「つまらない」と思ってしまうことがあります。

以前までは、何事にも興味をもって取り組んでいたのに、生きがいがなくなってしまうとどのようなことも「つまらない」と感じられるようになります。

「早く死にたい」などの言葉をついいってしまう

生きがいがなくなると、「つまらない」といったネガティブな思考にとらわれやすくなり、それが実際に言葉として出てくることがあります。

「早く死にたい」という言葉も典型的な例であり、1日のうちに何度も独り言のように発するケースも少なくありません。

毎日の生活が定型化している

生きがいを感じられていない方は、毎日の生活に刺激がなく定型化しているケースが少なくありません。

たとえば、常に自宅に引きこもってテレビを観ている、または仕事をこなすだけの毎日で家族や友人とコミュニケーションをとる頻度が少ないなど、同じルーティンをこなすだけの日々になっている場合も多いです。

シニアが生きがいを失う原因

生きがいを失うのは年齢を問わずだれにでも起こり得ることです。しかし、とくに多いとされているのが仕事を引退したシニア世代です。なぜシニア世代は生きがいを失いやすいのか、考えられる原因をいくつか解説しましょう。

仕事がないから生きがいもない

真面目に仕事に取り組み、仕事そのものが生きがいだった方ほど生きがいを失いやすいです。団塊の世代やプレ団塊世代と呼ばれる現代のシニア世代は現役のころ、残業も厭わず仕事に邁進してきました。しかし、長年にわたって仕事と向き合い一生懸命に働いてきたからこそ、ある日を境に定年退職をしたとき、虚脱状態になりやすいと考えられます。

やることがない

毎朝決まった時間に起き、朝早く仕事に出かけるという生活が定着してきた方にとって、定年退職後はやることがなくなり、生きがいを失うケースが少なくありません。

「会社を退職したら趣味を見つけて楽しもう」と考えてそれを実践しようとしても現役時代は仕事に多くの時間を割いたために何をすればよいのか分からなくなる方も多いのです。

家族がいない

会社を退職したという理由だけでなく、家族を含め頼れる友人や知人がいない方も生きがいを失いやすい傾向があるようです。

現役時代は会社の同僚や部下などと他愛もないコミュニケーションをとれていても、会社というつながりがなくなった途端に孤独を感じやすくなります。

年老いた自分が嫌になる

年齢を重ねると、徐々に自分自身の老いを実感することも多くなります。

鏡を見たとき、顔にできたシワやシミ、白髪などが目についてしまい、無意識のうちに若いころの自分と比較し自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。あまりにもネガティブにとらえてしまうと、年齢を重ねた自分を否定し生きがいまで失ってしまうのです。

健康に不安がある

シニア世代の方のなかには、さまざまな持病を抱え健康面での不安を抱いている方も少なくありません。いますぐに命の危険はなくても、すこしずつ生活習慣を改善していかなければならないというケースもあるでしょう。

年老いた自分が嫌になるのと同様に健康だったころと比較してしまい、「生きている意味がないのではないか」と感じる方も少なくありません。

できれば生きがいをもっていたほうがいい

「生きがいを失う」と聞くとネガティブで、その人自身に責任や問題があると考えがちです。しかし、上記でも紹介したように仕事に真面目に取り組んできた反動や、人間関係・健康面の不安など、必ずしも本人だけに責任や問題があるとは限りません。

すなわち、生きがいを失ったからといって自分自身を責めないことが何よりも重要です。ネガティブな考えにとらわれる癖をなくし、自分のペースで焦ることなく生きがいを見つけていくようにしましょう。

そこで重要なのが、生きがいをもつ意味やメリットを考えてみることです。

また、生きがいの見つけ方については、以下の記事でもくわしく解説しています。


生きがいの見つけ方5つを紹介|生きがいづくりをサポートする組織も|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

長いあいだ生きがいを失っている人は、どうやって生きがいを見つければいいの?と思うことでしょう。 そこで、生きがいを見つけるためのヒントをこの記事でお伝えします。

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健康効果

ハーバード大学大学院の研究結果によると、生きがいをもっていると幸福感は0.4ポイント増加するほか、認知症の発症リスクも0.69倍まで低下することが分かっています。これは、男性や社会経済的地位の高い人ほど強い効果が現れる傾向が認められています。

また、当然のことではありますが、生きがいをもっていれば自然とさまざまな意欲が生まれやすくなります。たとえば、万が一病気にかかったとしても、すこしでも病気に勝とうとする気持ちが生まれ、精神的な強さも手に入れられるでしょう。

経済的被害の抑止

生きがいをもっている人ほど家族や友人、知人など、周囲に頼れる人が多い傾向にあります。近年、シニア世代をターゲットとした悪徳商法や詐欺などの被害が社会問題化していますが、頼れる人がいれば事前に相談ができ経済的な被害を受けるリスクも抑えられるでしょう。

すこしずつ変化してみよう

今回解説してきたとおり、「自分には生きがいがない」と考えてしまうこと自体は決しておかしな気持ちではありません。

加齢が人の意欲に影響を与える場合もあるほか、人それぞれの置かれた状況で心が沈んでしまうこともあるでしょう。そのため、あまり深刻に考えないようにすることが何よりも大切です。

まずは、無理に生きがいを見つけようとするよりも、いつもとすこし行動を変えてみる、コミュニケーションを増やしてみるといった簡単なことから生きがいを取り戻してみてはいかがでしょうか。

もちろん、生きがいがないよりもあったほうがよい側面もあります。生きがいの見つけ方を具体的に知りたいという方は、「生きがい 見つけ方」の記事もぜひ読んでみてください。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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