基礎知識

「ねんきんネット」でできること|ログイン方法・年金情報の見方も解説

この記事の内容

買いものや銀行取引、交通機関の予約など、オンラインでさまざまな手続きや取引が完結できる時代ですが、自分自身の年金に関する情報もオンラインで確認できることをご存じでしょうか?

日本年金機構が運営している「ねんきんネット」は、オンラインでさまざまな情報を閲覧でき、届出書の作成支援もある便利なサービスです。この記事では、ねんきんネットにはじめてアクセスする方に向けて、基本的な利用方法やできることを解説します。

ねんきんネットでできること

「ねんきんネット」とは、年金に関するさまざまな情報を収集できる、日本年金機構が運営しているWEBサイトです。

24時間いつでも最新の年金情報を確認できるほか、年金見込額の試算もかんたん。さらにスマートフォンからも利用できること、安心して利用できるようさまざまなセキュリティ対策がとられていることが大きな特徴といえます。

では、ねんきんネットでは具体的にどのようなことができるのか、もうすこしくわしく紹介しましょう。

自身の年金に関する情報の確認

年金に関する情報として、以下の5項目を確認できます。

1. 年金記録の一覧表示

過去にさかのぼって、これまでの年金加入記録を確認できます。勤務先名称や加入していた年金制度(国民年金・厚生年金)、加入月数、保険料納付額などが一覧で表示されます。

また、一覧で表示された年金記録をそのまま印刷することも可能です。

2. 年金見込額試算

年金見込額の試算では、「かんたん試算」と「詳細な条件で試算」の2パターンから選択できます。

かんたん試算とは、現在の年金への加入条件が60歳まで継続したと仮定し、受給できる年金見込額を試算するものです。

一方、詳細な条件で試算とは、今後の職業や受給開始年齢の変更、国民年金保険料および付加保険料の納付月数を個別に入力し、受給見込額を算出するものです。

3. 追納等可能月数と金額

何らかの理由によって国民年金保険料や付加保険料が未納となっている期間がある場合、追納(未納分を納付)可能な月数および金額を確認できます。

また保険料の未納期間だけでなく、免除や学生納付特例制度、納付猶予制度などが適用されている期間についても、確認が可能です。

4. 電子版ねんきん定期便

日本年金機構では毎年「ねんきん定期便」を送付していますが、この内容を書面ではなくPDFデータとしてオンラインで確認できます。

5. 各種通知書

電子版ねんきん定期便以外にも、年金加入記録を示した電子版「被保険者記録照会回答票」、および「年金支払通知書」や「年金額改定通知書」など、年金の支払いに関するさまざまな通知書もPDFデータとして保存・印刷できます。

だれの年金かわからない記録の検索

国が管理する年金記録のなかには、たとえば「基礎年金番号に統合されていない国民年金や厚生年金保険」のように、だれの年金かわからなくなっているものがあります。ねんきんネットでは、こうした持ち主不明の年金記録が公開されており、氏名や生年月日などの条件から記録を検索することができます。

また、これ以外にも以下なども検索できます。

  • 国民年金死亡者記録
  • 旧陸軍・海軍共済制度の記録
  • 共済過去記録

届書の作成

国民年金には保険料の免除や納付猶予、学生納付特例、追納などさまざまな手続きがあり、日本年金機構へ届書を書面で提出しなければなりません。

ねんきんネットでは、基礎年金番号や生年月日などを自動入力した状態で書類データを出力でき、そのまま印刷することも可能です。

各種通知書の再交付申請

確定申告時に必要な社会保険料控除証明書や、公的年金等の源泉徴収票、年金振込通知書など、さまざまな通知書の再発行申請をオンライン上で完結できます。

「私の履歴整理表」ダウンロード

「私の履歴整理表」とは、年金加入履歴を本人の記憶をもとに整理し表の形でまとめたものです。万が一、年金記録の内容が記憶と異なっていたり、漏れがある場合、「私の履歴整理表」を作成したうえで年金事務所へ相談に出向くことでスムーズに話が進められます。

ねんきんネットのログイン方法

自宅にいながら年金に関するさまざまな情報を照会したり、書類を作成したりすることが可能な「ねんきんネット」ですが、実際に利用する際にはどのような手順で進めればよいのでしょうか。

以下のURLへアクセスし、ねんきんネットへログインするまでの手順を紹介します。

https://www.nenkin.go.jp/n_net/

利用登録

ねんきんネットの利用がはじめての方は、はじめに利用登録をおこないます。上記URLにアクセスした後、「ご利用登録はこちらから 新規登録」の項目を選択し、ユーザーIDの発行およびパスワードの設定をおこないます。

なお、マイナンバーカードをもっている場合ともっていない場合とで、利用登録の手順が異なります。

マイナンバーカードを持っている場合

マイナンバーカードをもっている場合は、「マイナンバーカードあり」を選択できします。ただし、ICカードリーダもしくはマイナンバーカードの読み取り可能なスマートフォンが必要です。この後、マイナポータルのサイトへ遷移するため、ログインのうえ手続きを進めましょう。

マイナンバーカードを持っていない場合

マイナンバーカードをもっていない場合やねんきんネットから直接利用したい場合には、2とおりの利用登録方法があります。

まず、ねんきん定期便が手元にありアクセスキーがわかる場合には、「アクセスキーあり」を選択し、アクセスキー(ただし、アクセスキーの有効期限はねんきん定期便到着後3か月ですので、これを過ぎると使用できません)や基礎年金番号、氏名などの必要事項を入力します。

アクセスキーがわからない場合には、「アクセスキーなし」を選択し、アクセスキー以外の基礎年金番号やその他必要事項を入力します。

ログイン

利用登録が完了したら、ユーザーIDとパスワードを入力し正常にログインできるか確認してみましょう。

年金記録の見方

最後に、ねんきんネットの基本的な使い方の一例として、年金記録の見方を解説しましょう。

まずはねんきんネットへログインした後、「年金記録を確認する」という項目を選択します。次の画面に遷移すると、「一覧で年金記録を確認する」「詳細な年金記録を確認する」の2つの項目が表示されます。

「一覧で年金記録を確認する」の見方

「一覧で年金記録を確認する」を選択すると、これまでの年金加入履歴が時系列で一覧表示されます。このなかで、年金の加入履歴に問題がなければ「加入制度」の欄に「国年」または「厚年」と表示されますが、加入履歴がない期間には「未加入」と表示されます。

また、加入月数のなかで一部保険料が未納になっている場合などは、「i」のアイコンが表示されているケースもあります。

「詳細な年金記録を確認する」の見方

「月別の年金記録を確認する」を選択すると、各年各月の年金加入履歴と納付状況が確認できます。ここでは「国年」および「厚年」のアイコンが出てきますが、未納や免除を受けている月がある場合、「i」のアイコンが表示されるため、これを選択することで詳細を確認できます。

また、「各制度別の詳細な年金記録を確認する」のなかの3項目は、国民年金や厚生年金、および船員保険の加入記録をそれぞれ確認できます。

「年金額をさらに増やせるか確認する」の項目では、国民年金保険料の納付・追納可能な月数および金額が確認できます。たとえば、過去に国民年金保険料が未納となっている期間や免除、学生納付特例制度または納付猶予制度の適用を受けている月があった場合、その分を後から納付・追納することで将来受け取れる年金額が増える可能性があります。

(ただし、未納分の納付ができるのは納付期限から2年以内、免除や猶予を受けていた期間の追納ができるのは10年前の期間までです。)

まとめ

ねんきんネットでは、自身の詳細な年金の情報を確認できるほか、各種通知書の再発行、届書の作成などさまざまな手続きもオンラインで実行できます。

これまでの年金加入履歴をもとに、未納または免除分の月数や保険料金額も調べられ、納付・追納が可能な月も把握できます。もしねんきんネットで未納や免除などの月があると確認できた場合は、将来のために期限内に納付や追納をしたほうがよいでしょう。

また、ねんきんネットで年金見込額の試算できますので、老後資金が不足しそうなら、早めの対策を立てるのに役立ててみてください。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部 情報は2022年4月27日時点のものです。)

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この記事を監修した人
福島 佳奈美

ファイナンシャルプランナー(CFP®)。一級ファイナンシャル・プランニング技能士。将来のお金の不安をなくすためには、長期的なライフプランを立てて将来のマネープランを作ることと、日々の家計管理が必要だと実感。保険、住宅ローン、教育費、老後資金準備など、「誰からも教わらなかったけれど生活するうえで必要なお金の知識」を、マネーコラム執筆やセミナー講師、個人相談などを通じて伝えている。

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