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長生きリスクを徹底解説!経済面、健康面、そして孤独の問題
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この記事をおすすめする人 長生きすることにあまり魅力を感じていない方 この記事のポイント
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長生きをするというのは喜ばしいことであり、80歳の傘寿、88歳の米寿などの節目をお祝いするところに、それが表れているといえるでしょう。
しかし、現代では長生きを「リスク」ととらえる人もいます。たしかに、生きていくだけでもお金が必要となり、またシニアとなって身体が弱ってしまうなかで病気にかかるとさらに経済的な負担が増します。
そもそも「長生きリスク」にはどのようなものがあるのか、それに対する備えについてもくわしく解説します。
長生きリスクとは
長生きをすることでどのようなリスクが考えられるのか、主なポイントとして挙げられる3つのリスクを紹介します。
経済面での長生きリスク
定年退職や体力的な要因で仕事ができなくなると収入が減り、老後の生活に困窮するリスクがあります。
公益財団法人生命保険文化センターが2018年12月に実施した「生活保障に関する調査」の調査結果によると、老後に夫婦2人が最低必要となる日常生活費は「20万円〜25万円未満」と回答した人がもっとも多かったことがわかりました。
平均額は毎月22.1万円で、これを年額に換算すると265.2万円となります。また、定年退職から30年間の老後を過ごしたと仮定すると、7956万円にものぼります。
毎月22.1万円という金額は、人によっては年金でまかなえるという場合もあるかもしれません。しかし、家の修繕や車の買い替え、さらには以下で解説するような病気の治療などが加わると、厳しい家計状況になりうる可能性もあるのです。
健康面での長生きリスク
加齢によって病気にかかる可能性は必然的に高まります。
人によっては「延命治療をしなければいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、延命治療をやめる=すぐに亡くなる、というわけではありません。延命治療をやめたとしても、それから亡くなるまでに時間がかかる場合があるほか、喜ばしいことではあるものの快方へ向かうケースもあるのです。このような場合には、当面の生活費と治療費がかかることになります。
また、それ以前の問題として「延命治療をしない」という意思表示ができない可能性も考えられるでしょう。もしその状態で家族が延命治療をすると決めれば、自分と家族に経済的負担がかかることになります。
「孤独」に関するリスク
老後に対する不安として挙がることの多いものには、上記で挙げたお金と健康以外にも、「孤独」があります。
自分自身にたとえ家族がいたとしても、仕事から引退をすることで社会とのつながりを感じられなくなり、孤独感を抱くケースが少なくありません。
さらに、独身の人や配偶者に先立たれた人は、何か問題や不安を抱えたときにすぐ相談できる相手がおらず、精神衛生面でのリスクが高まってしまいます。このような孤独感は、長生きしている限りずっと感じてしまうこともあるのです。
長生きにはメリットがあることも覚えておく
上記で挙げたリスクを見てみると、長生きをすることはデメリットが目立つように感じます。しかし、必ずしもデメリットばかりではなく、さまざまなメリットがあることも事実です。
代表的なメリットとして挙げられるのは、年金の支給総額です。そもそも年金とは、生きている人が受給できるものです。仮に、受給額がおなじであったとしても、70歳で亡くなる人と90歳で亡くなる人とでは、20年間にわたる支給年月の差があるため総額は大きく変わってくるでしょう。
また、長生きをすれば孫やひ孫といった新たな家族の誕生が見られるほか、時代が変化するなかで生まれてくる新たなモノ・サービス・文化・現象などを見られることもあるでしょう。このように、お金に関するメリットばかりではなく、長生きをすればするほど人生をより豊かにしてくれることもあるのです。
長生きリスクへの備え
長生きのメリットを最大限享受するためには、冒頭でも紹介した長生きリスクに備えておくことが重要です。具体的にどのようなことが長生きリスクの低減に有効なのか、今回はとくに押さえておきたい5つの備えを紹介しましょう。
年金の繰り下げ受給を検討する
経済的なリスクへの備えとしては、公的年金の繰り下げ受給を検討してみましょう。繰り下げ受給とは、原則65歳から支給が開始される年金について、支給開始のタイミングを遅らせることを指します。
1か月遅らせるごとに0.7%の増額が適用され、繰り下げ受給の上限は75歳となります。繰り下げ受給をした場合、長生きをすればするほど総支給額は高くなりますが、支給を開始してから間もなく亡くなってしまった場合、繰り上げ受給をしていた場合に比べて総支給額が少なくなるリスクもあります。
健康寿命を延ばす意識をもつ
90歳、100歳と長生きができたとしても、老後の大半が寝たきりや介護が必要な状態となった場合、健康面でのリスクを抱えながら経済的な負担も大きくなってしまいます。
老後も健康的に自立した生活を送れるよう、健康寿命を延ばす意識をもつことが重要です。たとえば、日ごろから運動を習慣化したり、バランスのとれた食生活をおくったりすることは健康寿命を延ばすための基本といえるでしょう。
投資する人は長期投資を心がける
経済的なリスクを軽減するために、貯蓄だけでなく投資を検討している方も多いのではないでしょうか。ひと口に投資といっても個人によってスタイルや考え方は異なり、なかには短期的に売買を繰り返し利益を得ようとする方もいます。
しかし、老後資金を着実に積み立てていくのであれば、複利を得られる長期投資がおすすめです。最近では、つみたてNISAなど少額ではじめられる投資信託もあり、投資の初心者でも手軽に投資ができます。
ただし、あくまでも投資である以上、必ず儲かると断言できるものではありません。売買のタイミングによっては損失が出るリスクもあることを覚えておきましょう。
終身年金保険や個人年金への加入を検討する
公的年金だけでは老後の生活費が足りず、心配になる方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、公的年金とは別に終身年金保険や個人年金へ加入する方法です。
終身年金保険は公的年金に比べて保険料が割高なデメリットはありますが、生きているうちは一生涯にわたって年金を受け取ることができるため安心です。
また、個人年金については、収入に応じて掛金や運用方法を選択できるほか、掛金については所得税の控除対象にもなるメリットがあります。
相続についても考えておく
自分自身が将来、病気やケガなどによって介護が必要になった場合に備えて、お世話になるであろう家族や親戚などに財産を相続させたいと考える方もいるでしょう。
そこで、自分自身で適切な判断ができるうちに、相続に関して明確な意志表示をしておくことが重要です。正式な遺言書として作成する際には弁護士に相談のうえ、専門的なアドバイスをもらいながら作成しておきましょう。
また、相続すべき資産と相続させたい人を整理しておきたい場合、楽クラライフノートを活用することもおすすめです。銀行や証券会社を登録しておくだけで、資産がどの程度増減したのかを自動的に収集し、推移をグラフ化することも可能です。
長生きにはメリットもリスクもともにあることを理解する
今回紹介してきたように、長生きをすることには経済面や健康面などのさまざまなリスクが存在します。しかし、新しい家族の誕生を見届けることができるなど、生きる喜びを感じられるのも事実です。
そもそも、自分自身がいつ死ぬかを知っている人はだれもいません。たとえ余命宣告を受けたとしても、必ずしもそのとおりに亡くなるとは限らないのです。長生きリスクへの備えはしておきつつも、いまある自身の命を精一杯生きることが何よりも大切だといえるでしょう。
(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)
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