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足のむくみは病気の兆候?原因と改善策を解説
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この記事の内容
1987年、高知医科大学卒業。1993年、
この記事をおすすめする人 足にむくみが出たが原因がよくわからず悩んでいる方 この記事のポイント
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脚がパンパンになって、重さも感じてしまう「足のむくみ」。女性に多いイメージをもつ方もいるかもしれませんが、男性でもむくみに悩む人は少なくありません。また、一過性のむくみならよいですが、慢性的に症状が続いている場合、深刻な病気を抱えている可能性もあります。
そんな足のむくみはなぜ起こるのか、むくみが知らせてくれる主な病気のサイン、そして改善策をこの記事で解説します。
足のむくみの原因
人間の体は頭部から足先まで血管が張り巡らされており、体内を血液が循環しています。しかし、何らかの原因によって血流が悪くなり、足先から血液が戻らなくなってしまうと、足のむくみが現れます。
足のむくみは一過性のものと慢性的なものがあり、それぞれのケースで原因が異なります。足のむくみが起こる主な原因として考えられるものを紹介しましょう。
一過性の足のむくみの原因
一時的に足のむくみが現れるものの、時間が経過すると正常な状態に戻る場合、生活習慣が大きく影響しているケースがほとんどです。
たとえば、デスクワークや立ち仕事など、一日の大半をおなじ姿勢を保った状態でいると血流が悪くなり、足のむくみが現れやすくなります。また、運動不足によって足の筋力が低下することで、ふくらはぎの筋肉が血液を送り出すポンプ機能も低下してしまい、血液がうまく循環できず足のむくみが発生することも。
そのほかの要因としては、不規則で栄養バランスが偏った食生活、睡眠不足、昼夜逆転の生活なども足のむくみに影響することがあります。
慢性的な足のむくみの原因
上記で紹介したような生活習慣の乱れがないにもかかわらず、足のむくみが慢性的に現れることがあります。一過性の足のむくみは生活習慣を見直すことで改善するケースがほとんどですが、上記で挙げたポイントに注意しても足のむくみが続いている、または悪化している場合には、何らかの病気が隠れている可能性もゼロではありません。
からだに何らかの異常をきたしているサインでもあるため、できるだけ早めに病院で診療を受けましょう。
足のむくみは病気のサイン?
慢性的な足のむくみが続いている場合、具体的にどのような病気が隠れている可能性が考えられるのでしょうか。
心疾患
心臓は血液を体内に循環させる、いわばポンプのような役割を果たしている臓器です。しかし、心臓に何らかの異常があるとポンプの力が弱くなり、からだ全体の血流が悪くなってしまいます。とくに心臓から離れた位置にある足は慢性的なむくみが起こりやすくなるのです。
肝機能・腎機能障害
肝臓や腎臓は血管内の水分を一定に保ち、浸透圧を調整する機能を果たしています。しかし、肝機能や腎機能に何らかの異常が起こると、血管内の水分量や血液の浸透圧を調整できなくなり血流そのものが悪くなることも。これが慢性的なむくみの原因となるケースがあります。
下肢静脈瘤
足の血管内には血液の逆流を防ぐために弁がついていますが、何らかの原因によって血管内の弁が正常に機能しなくなり、足の血液が逆流しうまく循環しなくなる病気のことを下肢静脈瘤といいます。初期の段階では血管が浮き出てきたり、コブのように一部が膨れ上がってくるだけですが、症状が悪化すると慢性的なむくみの症状が現れます。
深部静脈血栓症
深部静脈血栓症とはエコノミークラス症候群ともよばれ、長時間にわたっておなじ姿勢を取り続けた結果、足の静脈内に血栓ができる病気です。血栓ができると血流が悪くなり、それが原因となって慢性的なむくみが現れることがあります。
生活習慣から足のむくみを改善する
一過性の足のむくみが改善しても、おなじ生活習慣を繰り返すことで慢性化してしまいます。単なるむくみと軽く考えるのではなく、生活習慣を改善しなければならないというからだからのサインだと考えることが重要です。
では、具体的にどのように生活習慣を改善していけばよいのでしょうか。4つのポイントに分けて紹介しましょう。
食事
塩分の多い食事、過度なアルコールの摂取などを控え、ビタミンやミネラル、たんぱく質を意識的に摂取することを心がけましょう。とくにジャンクフードやインスタント食品、外食などが中心の食生活になっていると、無意識のうちに塩分を摂りすぎてしまう傾向にあるため注意が必要です。
運動
軽めのウォーキングやジョギング、筋力トレーニングなどを取り入れながら、適度な運動を継続しましょう。とくにデスクワークや立ち仕事で長時間おなじ姿勢を強いられる場合には、1時間に一度でも姿勢を意識的に変えてみましょう。また、通勤に自転車を使用したり、あえて手前の駅やバス停で降りて歩いて職場に向かうのもおすすめです。
体を冷やさない
気温が低くなる冬の季節はもちろん、夏でもエアコンの冷気が下に溜まり、足が冷えやすくなります。からだが冷えてしまうと血行が悪くなり、むくみの原因につながることも多いため、季節を問わずストッキングやソックスを履き足を冷やさないことが重要です。
ちなみに、深部静脈血栓症を防ぐための対策としては、足首から上部にかけて圧力が弱くなる弾性ストッキングも有効です。
十分な休息
仕事や家事が忙しく睡眠不足に陥る人も多いですが、慢性的に睡眠不足が続くと足がむくみやすくなり、重篤な病気につながることもあります。忙しいなかでも十分な睡眠時間を確保するために、一日のスケジュールを見直してみるのもおすすめです。
むくみを解消するツボ
一過性のむくみが現れた場合、姿勢を変えたり横になったりすることで症状が改善される場合がありますが、すぐにでもむくみを解消したいときもあるでしょう。そんなときに役立つのが、むくみに効くツボを刺激する方法です。
そのツボはどこにあるのか、どのように刺激を与えればよいのかも含めて紹介します。
三陰交
三陰交(さんいんこう)とは、足の内くるぶしから親指以外の4本の指を当てたとき、ふくらはぎの下付近にあるツボです。ちょうど足の骨と筋肉の境界が三陰交にあたり、足のむくみ以外にも冷え性や生理痛などに効くとされています。
三陰交を刺激する際には強く押すのではなく、親指または人差し指で優しく触れるように刺激することが重要です。
陰陵泉
陰陵泉(いんりょうせん)とは、ふくらはぎの内側にあるツボです。ふくらはぎの内側を骨に沿っていくと、膝よりも少し下の部分で大きく骨が曲がっているところにぶつかります。ここが陰陵泉で、足のむくみや胃腸機能などの改善に効果があるとされています。
三陰交と同様に、陰陵泉も強く押すのではなく、指でソフトに触れるように刺激することを心がけましょう。
むくみが消えないならば病気に要注意
今回紹介したように、ひと口に足のむくみといっても一過性のものと慢性的なものがあり、慢性的に続いている場合には腎機能障害や深部静脈血栓症といった病気が隠れている可能性も否定できません。そのため、生活習慣を見直しバランスのよい食生活や運動を継続しているにもかかわらず、むくみの症状が改善しない場合には、念のため病院で診療を受けたほうがよいといえます。
(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)
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