コラム

マイナポイントの基礎知識|予約・申し込み方法を徹底解説

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この記事の内容

この記事を監修した人
株式会社ポイ探 代表取締役 菊地崇仁

北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。2002年に友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。2015年以降、ポイントカードのセミナーやクレジットカードの講師としても活躍中。2017年3月からは日本経済新聞の土曜日版「NIKKEIプラス1」で「ポイント賢者」のコラムを連載している。

この記事をおすすめする人

まだマイナポイントを受け取っていない方


この記事のポイント

  • 最大で2万円分のポイントがもらえる
  • マイナンバーカードの申請期限は5月末までなのでお早めに
  • ポイントには有効期限がある場合も


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マイナポイントは、マイナンバーカードの申請や健康保険証の登録、公金受取口座との紐付けをすると、最大2万円分受け取ることができます。受け取ったポイントは、街中やネットショッピングで利用をする際に使える、お得なキャンペーンです。

この記事では、マイナポイントの受け取り方や使い方といった基本的な内容を解説します。マイナポイントは2023年9月末で申し込み受付が終了します。まだ申し込んでいない方は、この記事を参考に、ぜひマイナポイントを申し込んでみてください。

マイナポイントとは

マイナポイントはマイナンバーカードの申請、健康保険証や公金口座の登録をすると、最大で2万円分受け取ることができます。

まずマイナンバーカードを受け取った後、紐付けたキャッシュレス決済を使うと、利用額の25%分のポイント(最大5000円分)を受け取ることができます。さらにマイナンバーカードを健康保険証として利用する申し込み、公金受け取り口座の登録を完了させると、それぞれで7500円分のポイントを受け取ることができ、合計で2万円分のポイントが獲得できるお得なキャンペーンです。

なお、実際に付与されるのは「マイナポイント」という名称のポイントではなく、各決済事業者が発行しているポイントです。たとえば、QRコード決済の「d払い」は「dポイント」、交通系ICカードの「Suica」は「JRE POINT」が付与される仕組みです。

しかし「これからマイナンバーカードを申請する」という方は、すでに受付が終了しているため、申し込みができません。「マイナンバーは申請したけれど、マイナポイントはまだ受け取っていない」という方は2023年9月末で申し込みを終了するため、早めに申し込みましょう。

マイナポイントの予約・申し込み方法

ここではマイナンバーカードを受け取った後に、キャッシュレス決済を紐付けて、利用額の25%分のポイントを受けとる方法を紹介します。マイナポイントを取得・利用するには、予約および申し込みの手続きが必要です。

健康保険証と公金受取口座の登録で、マイナンバーカードをもらう方法を知りたい方は、以下の記事でくわしく解説しているので、あわせてご覧ください。


【2023年9月末終了】マイナポイント2万円分をもらう方法をカンタンに解説|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

マイナポイントは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けてしまえば、その決済手段を利用するだけでポイントが貯まっていく便利でお得な制度です。 また、マイナポイントが最大2万円分もらえるキャンペーンが実施されています。 そこで今回の記事では、どうすれば2万円分のポイントを獲得できるのか解説します。

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マイナポイントの予約

マイナポイントの予約は、次のような手順で進めます。

必要なものを準備する

マイナポイントの予約にあたって、あらかじめ以下のものが必要です。

  • マイナンバーカード

  • 数字4桁のパスワード(マイナンバーカード申請・受取時に設定したもの)

  • 決済サービスID・セキュリティコード

  • ICカードリーダライター(PCで予約する場合のみに利用するもので、マイナンバーカードを読み取る機械。スマートフォンを利用する場合は、後述のようにアプリからのカード読み取りが可能)

 

上記のうち、決済サービスIDおよびセキュリティコードを発行するためには、各決済事業者の事前登録が必要になる場合があります。事前登録が必要となる決済サービスは、マイナポイント事業のWEBサイトで公開されているためあらかじめ確認しておきましょう。

参考記事:事前登録が必要な決済サービス⼀覧|マイナポイント事業サイト

アプリをインストールする

PCまたはスマートフォンへ以下の専用アプリをインストールします。


なお、PCでの予約・申込にあたっては、マイナンバーカードを読み取るためにICカードリーダライターを用意する必要があります。

スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る

アプリを起動後、以下の手順でスマートフォンでマイナンバーカードを読み取って予約をおこないます。

  1. 「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」アプリ起動または「マイナポイントwebサイト」にアクセス

  2. 「読み取り開始」

  3. 数字4桁のパスワードを入力

  4. マイナンバーカードを読み取る


マイナポイントの申し込み

以下の手順で申込手続きをおこないます。

決済サービスを選択

「マイナンバーカードの新規取得」を選択後、マイナポイントを受け取るための決済サービスを選びます。決済サービスのロゴを選択するか、キーワードで検索も可能です。

決済サービスを選択したら、「OK」を選択し、「決済サービスID」と「セキュリティコード」、「電話番号(下4桁)」を入力します。各決済サービスのID・セキュリティコードの確認方法はこちらをご覧ください。

なお、電話番号の下4桁は任意ですが、問い合わせの際に確認しやすくなるため入力しておきましょう。

参考記事:対象となるキャッシュレス決済サービス検索 | マイナポイント事業

申し込み内容の確認・申し込み

決済サービスの選択が完了したら、申し込み内容を確認し、利用規約に同意すると申し込みが完了します。

マイナポイントの注意点

マイナポイントの予約や申し込み手続きにあたっては、いくつか注意しておかなければならない点があります。ここでは、とくに重要な7つの注意点を解説します。

マイナンバーカードをこれから申請する方は対象外

これからマイナンバーカードを申請する方、2023年3月以降にマイナンバーカードを申請した方は、すでにマイナポイントの申し込みが終了しています(マイナンバーカード自体は引き続き申請できます)。

一方で、2023年2月までにマイナンバーカードの受け取りを済ませた方は、マイナポイントを申し込むことができます。2023年9月末が申し込み期限で、終了間際は混雑する可能性が高いため、できるだけ早く申し込みましょう。

マイナンバーカードがなければポイントをもらえない

マイナポイントを受け取るためには紙のマイナンバー通知カードではなく、マイナンバーカードをもっていることが必須となります。また、マイナンバーカードの申請をおこなったからといって、そのままマイナポイントが自動的に付与されるわけではなく、申し込みが必要です。

決済サービスは一つしか選べず、後から変更もできない

マイナポイントを受け取る決済サービスを選択する場面がありますが、選べるタイミングは申し込み時のみです。申し込み手続きが完了すると、決済サービスの変更ができないため慎重に選択する必要があります。

また、選べる決済サービスは1つのみで、複数の決済サービスで分けて受けとることもできません。

家族分のマイナポイントは受け取れる?

規約上、本人が本人名義の決済サービスでマイナポイントを申し込む必要があります。ただし、自身で申し込みが困難な場合など、本人に代わり法定代理人が申し込みすることができます。

子どもが15歳未満のマイナポイント申し込みは代理申請ができる

15歳未満の未成年の場合は、自身で申し込みが困難な場合など、本人に代わり法定代理人が申し込みすることができます。ただし、親の分のマイナポイントを受け取ったサービスと同一にすることはできません。親と子で別のサービスで受け取る必要があります。

スマホがない高齢者の親はどうやって申請をする?

「申し込みたいけどスマホがない」という方は、自分のではないスマホやパソコンから申請することもできます。家族とよく会う、近くに住んでいるといった場合は、家族の端末を借りて申請してみましょう。

マイナポイント手続きスポットに行くと簡単に申請できる

「家族が遠方に住んでいる」「なかなか会う機会が少ない」という方は市役所やスーパーに設けられたマイナポイント手続きスポットがおすすめです。スタッフが手続きの方法を、わかりやすく説明してくれるので、安心して申し込むことができます。

以下の参考記事からマイナポイント手続きスポットの場所を検索できるので、「スマホがないけど申し込みたい」「スタッフと相談しながら進めたい」という方は是非活用してみてください。

参考記事:マイナポイント手続スポット | マイナポイント事業

マイナポイントの使い方

冒頭でも紹介したとおり、マイナポイントは「マイナンバーカードに紐付けた決済サービスのポイント」として付与されます。

そのため、マイナポイントを使用できるのは紐付けたキャッシュレス決済においてのみで、現金化などはできません。


マイナポイント対応のキャッシュレス決済比較|もらえるポイントにちがいはある?|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

マイナポイントに対応しているキャッシュレス決済には、100以上の種類があります。これほどまでに多くの決済サービスがあるということは、「決済サービスによってもらえるポイントも変わってくるのでは?」と思うかもしれません。  マイナポイントは利用金額の25%、5000円相当分を上限として付与される仕組みとなっていますが、それに加えてポイントが追加となる決済サービスも存在します。  そこで今回の記事では、決済サービスによってもらえるポイントがどの程度変わってくるのかを検証します。

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マイナポイントを獲得するためには、まずマイナンバーカードの作成を

ここまで紹介してきたように、マイナポイントをもらうためにはマイナンバーカードを持っていることが前提です。「マイナンバーカードをまだ申請していない」「2023年3月以降に取得した」場合は、マイナポイント申し込みの対象外です。

2023年2月末までにマイナンバーカードの申請をした方の、申し込み受付は2023年の9月末で終了します。マイナンバーカードの申請をおこなうだけでは付与の対象にならないため、ポイントが欲しい方はマイナポイントの申請を早めにおこないましょう。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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