【自分史 連載①】自分史を楽しむ方法と手順
マイナポイントの基礎知識|予約・申し込み方法を徹底解説
- 公開日:
- 更新日:

この記事の内容
「マイナンバーカードの基礎知識|できることと注意点」の記事で、マイナポイントという制度があることを簡単に紹介しました。
マイナポイントという言葉はよく耳にするけれど、それがどのようにもらえて、利用できるものなのか想像ができない方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、マイナポイントの基本的な内容を解説します。また、ほかにもマイナポイントの取得方法の記事や各決済手段でのマイナポイントの比較をした記事もありますので、併せてご覧ください。
マイナポイントとは
マイナポイントとは、総務省の主導で実施される「マイナポイント事業」において各決済事業者から付与されるポイントです。マイナポイント事業は、マイナンバーカードとキャッシュレス決済をより広く定着させることを目的に始まりました。
マイナポイントの「予約・申し込み」と呼ばれる作業をおこない、マイナポイントと紐付けたキャッシュレス決済を使うと、利用金額の25%のポイントが受けとれる仕組みになっています。ただし、還元されるマイナポイントの上限は5000円相当分となっており、2万円以上の利用をしても5000円分相当以上のポイントは付与されません。
なお、実際に付与されるのは「マイナポイント」という名称のポイントではなく、各決済事業者が発行しているポイントとなります。たとえば、QRコード決済の「d払い」は「dポイント」、交通系ICカードの「Suica」は「JRE POINT」が付与される仕組みです。
2022年にはマイナポイント事業 第2弾が始まり、健康保険証としての利用申し込みや公金受取口座の登録をおこなった方に対して、それぞれ7500円分相当のマイナポイントが付与される予定です。
マイナポイント事業の第2弾については、「マイナポイントを2万円分もらうには?『マイナポイント第2弾』事業を解説」の記事でもくわしく解説しています。ぜひそちらも参考にしてください。
マイナポイントの予約・申し込み方法
マイナポイントを取得・利用するには、予約および申し込みの手続きをおこなう必要があります。今回は、マイナポイントの「予約」と「申込手続き」の方法と手順をそれぞれ解説します。
マイナポイントの予約
マイナポイントの予約は、次のような手順で進めます。
必要なものを準備する
マイナポイントの予約にあたっては、あらかじめ以下のものを準備しておく必要があります。
マイナンバーカード
数字4桁のパスワード(マイナンバーカード申請・受取時に設定したもの)
決済サービスID・セキュリティコード
ICカードリーダライター(PCで予約する場合のみに利用するもので、マイナンバーカードを読み取る機械。スマートフォンを利用する場合は、後述のようにアプリからのカード読み取りが可能)
上記のうち、決済サービスIDおよびセキュリティコードを発行するためには、各決済事業者の事前登録が必要になる場合があります。事前登録が必要となる決済サービスは、マイナポイント事業のWEBサイトで公開されているためあらかじめ確認しておきましょう。
アプリをインストールする
PCまたはスマートフォンへ以下の専用アプリをインストールします。
Android:Google Playで「マイナポイント」アプリをインストール
iPhone:App Storeで「マイナポイント」アプリをインストール
PC:「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストール
なお、PCでの予約・申込にあたっては、マイナンバーカードを読み取るためにICカードリーダライターを用意する必要があります。
スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る
アプリを起動後、以下の手順でスマートフォンでマイナンバーカードを読み取って予約をおこないます。
「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」
「読み取り開始」
数字4桁のパスワードを入力
マイナンバーカードを読み取る
「発行」を選択
マイナポイントの申し込み
予約が完了した後は、以下の手順で申込手続きをおこないます。
パスワードを入力後マイナンバーカードを読み取る
予約時の手順と同様に、数字4桁のパスワードを入力してから、マイナンバーカードを読み取ります。なお、予約とともに申し込みをする場合、この操作は不要です。
決済サービスを選択
「申込へ」を選択後、マイナポイントを受け取るための決済サービスを選びます。決済サービスのキーワードを入力するか、決済サービス区分から検索も可能です。
決済サービスを選択したら、利用規約を確認してから「次へ進む」を選択し、「決済サービスID」と「セキュリティコード」、「電話番号」を入力します。各決済サービスのID・セキュリティコードの確認方法はこちらをご覧ください。
再度、パスワード入力、マイナンバーカードを読み取る
決済サービスの選択が完了したら、再び数字4桁のパスワード入力とマイナンバーカード読み取り画面に遷移するため、予約時と同様に作業をおこないます。
マイナポイントの注意点
マイナポイントの予約や申し込み手続きにあたっては、いくつか注意しておかなければならない点があります。ここでは、とくに重要な3つの注意点を解説します。
マイナンバーカードがなければポイントをもらえない
マイナポイントを受け取るためには紙のマイナンバー通知カードではなく、マイナンバーカードをもっていることが必須となります。また、マイナンバーカードの申請をおこなったからといって、そのままマイナポイントが自動的に付与されるわけではありません。
マイナンバーカードの申請をおこなってから発行されるまでには最低でも1か月以上の期間を要するほか、ポイントを受け取るタイミングは決済事業者によっても異なります。
決済サービスは一つしか選べず、後から変更もできない
マイナポイントの申し込みをおこなうにあたり決済サービスを選ぶ場面がありますが、選択できるタイミングは申し込み時のみです。申し込み手続きが完了すると、以降は決済サービスの変更ができないため慎重に選択する必要があります。
また、選択できるのは一つの決済サービスのみで、複数選択することもできません。
一つの決済サービスのIDに複数人のマイナンバーを紐付けられない
決済サービスを選択する際には「決済サービスID」と「セキュリティコード」を入力しますが、これらを紐付けられるのは一つのマイナンバーカードのみです。
たとえば、15歳未満の未成年者のマイナポイントは法定代理人が申し込むことができますが、すでに申し込み済みのキャッシュレス決済サービスを選択することはできないため注意しましょう。
マイナポイントの使い方
冒頭でも紹介したとおり、マイナポイントは「マイナンバーカードに紐付けた決済サービスのポイント」として付与されます。
そのため、マイナポイントを使用できるのは紐付けたキャッシュレス決済においてのみで、現金化などはできません。
マイナポイントを獲得するためには、まずマイナンバーカードの作成を
ここまで紹介してきたように、マイナポイントをもらうためにはマイナンバーカードを持っていることが前提となります。マイナンバーカードの申請をおこなうだけでは付与の対象にならないため、早くポイントが欲しい方はマイナンバーカードの申請も早めにおこなう必要があるでしょう。
一方で、予約・申し込みによってマイナポイントと決済サービスを紐付けてしまえば、あとはその決済手段を利用するだけでポイントが自動的に貯まって行くため、比較的楽にマイナポイントの特典を手に入れることができるはずです。ただし、付与されたポイントには有効期限がある場合も多く、期間内に利用するようにしましょう。
なお、ほかにもマイナポイントについての解説記事がありますので、併せてご覧ください。
(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部 情報は2022年5月16日時点のものです。)
資産管理やエンディングノートの登録、家族へ情報共有したい方には、終活アプリ『楽クラライフノート』がおすすめ。自身の現状や思い、資産・家計をアプリで一元管理でき、老後に向けた健康やお金などにまつわる不安を解消します。また登録した情報は、伝えたい家族に絞って共有可能。これからの人生を、よりよく生きるための取り組みをサポートします。
『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。
『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日