コラム

家系図の調べ方とは?必要費用や書き方も解説

  • 公開日:
  • 更新日:

この記事の内容

この記事をおすすめする人

自分の先祖や家系図について気になっている方


この記事のポイント

  • 戸籍謄本を使って調べる方法が基本
  • 墓碑や過去帳、郷土資料館の資料を使って調べる方法もあ
  • 家系図作成に対応した行政書士に依頼すると時間短縮になる


おすすめの資産管理・終活アプリは『楽クラライフノート
終活で直面する様々なお悩みを解消するクラウド型エンディングノートアプリです。

iPhoneへのインストールはこちら Androidへのインストールはこちら


歴史に関する本やテレビ番組を見ていると、「自分のご先祖様はどんな人なんだろう?」と思うことはありませんか。自分の家系を調べるという作業は手間と時間がかかりますが、その分、おなじ血が流れる先祖がわかったときはロマンや喜びを感じるものです。今回は、家系の調べ方や必要費用を解説します。具体的な方法を知り、ぜひ自分の家族のつながりを確認してみてくださいね。 

家系図を調べる方法1 戸籍

家系を調べるためのもっとも基本的な方法は、戸籍を確認する方法です。相続の際に必要となる戸籍は、数通を集めればよいだけなので、あまり大変な作業ではありませんが、家系図を作る場合はそうではありません。自分の祖先をできる限りさかのぼる必要があるので、最寄りの役所はもちろんのこと、必要であれば全国各地の戸籍も請求するケースも出てきます。

自分の本籍を把握する

まず必要な作業は自分の本籍地を把握することです。自分の本籍地が分からないと、戸籍を取ることができないからです。多くの場合は自分の現住所か実家が本籍地になっていますが、まれに全くちがう場所が本籍地になっている場合があるので、本籍地がわからないならば自分の住民票を確認するといいでしょう(この場合、住民票申請の際に本籍地の記載を請求します)。なお結婚などでもともとの本籍から変わった場合は、最初に入っていた戸籍を調べます。

戸籍謄本を請求する

自分の本籍地がわかったら、実際に戸籍を取り寄せてみましょう。本籍地が近い場合は窓口へ行けばよいですが、遠方の場合は1通450円かかりますが、戸籍を郵送で請求することも可能です。

郵送で請求する場合は「戸籍謄本等郵送請求書」に必要事項を記入のうえ、

  • 戸籍謄本等郵送請求書
  • 定額小為替(手数料は戸籍の種類により異なる)
  • 身分証のコピー
  • 返信用封筒
  • 返信用切手
  • 祖先との関係が証明できる戸籍等(必要があれば)


を同封して本籍地のある役所へ送付すれば、1週間〜10日ほどで返送してくれます。戸籍謄本を請求する際にわからないことがあれば、請求先の役所へ電話すれば戸籍の取り寄せにあたり必要な書類を教えてくれます。

戸籍謄本の内容から家系をたどる

自分の本籍を把握し戸籍謄本を請求する方法がわかれば、あとは自分より上の世代の人たちの戸籍をたどる作業を繰り返すことになります。戸籍謄本の保存期間は80年と定められていますが、市区町村によっては廃棄されていない場合もあるので、可能な限り請求してみましょう。なおもっとも古い戸籍が1886(明治19)年のものなので、情報が記載されていれば江戸時代末期に生まれた人まで遡ることができます。

聞き込み調査をする

戸籍の調査がある程度進んだら、両親や祖父母はもちろん、さまざまな親戚に話を聞くことで血縁関係を確認するのもよいでしょう。親族以外でも地元に長く住んでいる人に話を聞くという方法もあります。地元に長く住んでいる人に聞く場合は、事前に文献や資料を読んで先祖の自宅やゆかりの地をリサーチしておくことで、より深い話が聞けるかもしれません。そうすることで、自分たちの「氏」や「職業」がわかる可能性がグンと上がります。 

家系図を調べる方法2 過去帳と墓碑

戸籍謄本により家系を調べる方法では、もっとも古い情報が1886年時点のものであるため、長生きした祖先のことを考慮したとしても1800年代半ば頃の情報が限度となります。それ以前の情報を知るための次のステップとして、過去帳や墓碑を調べることが有効です。

過去帳を調べる

過去帳とは、仏教で用いられる亡くなった人を記録した系譜帳のことです。過去帳の役割と家系図の役割が重複している部分もあり、過去帳を調べれば家系図づくりが進展することでしょう。過去帳は本家で保管している場合が一般的ですが、お寺に保管されている場合もあります。きちんと保存されていれば明治以前の親族をたどれるかもしれません。

墓碑を調べる

先祖のお墓の場所がわかるなら、墓碑も調べておきたいところです。墓碑の側面や裏側を調べると、「亡くなった人の俗名」や「戒名」「亡くなった日」が刻まれているからです。先祖代々、長くおなじ墓石に親族が入っている場合は、墓碑から調べると迅速に先祖が判明する可能性も高くなります。

家系図を調べる方法3 祖先の郷土を調べる

家系図調査には現地調査をおこなうという方法もあります。ここでいう現地調査とは、先祖にまつわる歴史を知るための作業を指します。先祖にまつわる歴史を知るためには、図書館や郷土資料館(博物館)で先祖にまつわる文献を読み解く作業が必要です。

博物館・資料館で調べる

先祖が地域の発展に貢献したなどであれば、博物館や資料館といった施設にその人物に関する資料が収蔵されている場合があります。大きな図書館であればあるほど詳しい資料を閲覧することができるでしょう。

ただし郷土誌等の専門書を読み解くのはなかなか難しいので、図書館のレファレンスサービスを利用して先祖のことが載っていそうな資料にあたりをつけてもらったり、郷土資料館の職員さんへ「○○という名字について教えてほしい」「○○という屋号の人について調べてほしい」といった具合に情報提供をお願いしたりすると、自分では得られなかった情報を入手できるかもしれません。

家系図を調べる方法4 行政書士

家計に長い歴史がある場合、一人で調査するには時間がかかります。家系図調査に手間を感じてしまったら、行政書士を頼ることが可能です。費用はかかってしまいますが、家系図調査にかかる時間を短縮させることができます。

行政書士に依頼

日常業務で「遺産・相続」の相談を担当することがあり、その際に家系を調べる機会も多い行政書士は、家系図調査に役立つ存在です。事務所によっては家系の調査だけでなく、家系図作成も合わせて行ってくれます。平均5~6万程度の費用が必要になりますが、家計を知り、ご先祖様や自分の存在を形に残すことが可能です。追加で費用を払えば家系図譜の紙質を上げたり、調査する家系の数を増やしたりすることができます。

「楽クラライフノート」で家系図を登録しよう

エンディングノートアプリ「楽クラライフノート」は、家族の連絡先を登録することで、家系図を確認できます。

その他、相続に関する意向や、自分自身の健康・介護に関する希望、お葬式やお墓に関する希望などを登録でき、アプリを通じて登録した家族とも共有が可能。また、手軽に資産管理や家計管理ができることも特徴の一つで、老後に必要な資金をシミュレーションできる機能も搭載されています。

もちろん、楽クラライフノートに記録した情報は、登録した家族にアプリを通じて共有可能です。

自分のルーツを知ろう

家系を調べるのは、自分のルーツを知るということ。もし調査をして古い時代のご先祖様がわかったら、自分とのつながりに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。家系図が存在しなかった場合はこの機に作成し、後世にご先祖様や自分の存在を形に残すことをおすすめします。家系図の書き方については別記事で解説しているので合わせて確認してみてください。


家系図の書き方|各関係の表記と名称を解説|楽クラライフノート お金と終活の情報サイト

家系図を書いた経験がないと、さまざまな続柄や姻戚関係はどう書き表せばいいのかと悩んでしまうことでしょう。そこで、この記事では家系図の書き方を「親族との関係の表し方」にフォーカスしてより具体的に解説します。

lifenote.ntt-finance.co.jp

og_img


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

資産管理やエンディングノートの登録、家族へ情報共有したい方には、終活アプリ『楽クラライフノート』がおすすめ。自身の現状や思い、資産・家計をアプリで一元管理でき、老後に向けた健康やお金などにまつわる不安を解消します。また登録した情報は、伝えたい家族に絞って共有可能。これからの人生を、よりよく生きるための取り組みをサポートします。

『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。

『楽クラライフノート』をご利用いただいている方に、おすすめ情報をお届け。自身の現状や思いを登録したり資産・家計管理をしたりするなかで、「専門知識を持ったプロの方に相談してみたい」など自分の終活がうまくできているのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。『楽クラライフノート お金と終活の情報サイト』から、アプリ会員様限定で専門家への無料相談の申し込みが可能です。
また、お得な優待も揃えておりますのでぜひご活用ください。

アプリをダウンロードして
終活で直面する様々なお悩みを解消しましょう
楽クラライフノート

Page Top