基礎知識

お彼岸にお供えするものは?他家にうかがうときや彼岸会のお布施の相場も解説

この記事の内容

意外と知らない?お彼岸の基礎知識|春分・秋分にある理由」で解説したように、春分と秋分の時期は仏教のお彼岸の時期となります。お彼岸では、仏壇やお墓にさまざまなお供えものをするのが一般的です。

しかし、仏教やその土地の風習にくわしくない人の場合、お彼岸を迎えるにあたってどのようなお供えものをすればよいかわからないかもしれません。この記事では、自分の家のお彼岸でお供えものをするときに選ぶもののほか、他家にお供えするとき、彼岸会に参加する場合のお布施についてを解説します。

定番のお供えものは「ぼたもち」と「おはぎ」

彼岸の中日である春分の日と秋分の日は、多くの人がお墓参りに訪れます。その際に欠かせないのがお供えものですが、地域によって風習は異なるものの、春彼岸には「ぼたもち」、秋彼岸には「おはぎ」をお供えするのが一般的です

しかし、ぼたもちとおはぎは実質的におなじものであり、季節によって名称が異なります。もち米、あるいは”うるち米”を丸めたものに、あんこを覆ったものですが、ぼたもちの場合はこしあん、おはぎの場合は粒あんと区別するケースもあります。また、地域によっては、もち米で作られたものをぼたもち、うるち米で作られたものをおはぎとよぶところもあるようです。

お彼岸にぼたもちやおはぎをお供えするようになったのは、原料である小豆=赤い豆が邪気を払う効果があると考えられていたという説もあります。

なお、お墓にぼたもちやおはぎをお供えした後は、カラスなどが食い散らかすのを防ぐために持ち帰るようにしましょう。

他家のお彼岸にうかがうとき選ぶべきもの

お彼岸では自宅だけでなく、親戚などの他家にうかがうことも少なくありません。そのような場合、何を準備すればよいのでしょうか。こちらも地域によって風習が異なる場合がありますが、以下の6つのいずれかを持参するのが一般的です。

1. ぼたもちとおはぎ

春彼岸にはぼたもち、秋彼岸にはおはぎをお供えものとして持参しましょう。ただし、ぼたもちやおはぎの代わりとして香典をお供えする場合もあります。

2. 香典

香典とは、線香の代わりにお供えする金品のことを指します。香典袋とよばれる水引がついた袋に現金を入れ、裏側に黒墨で氏名と香典の金額を記載してお供えします。仏教の場合、香典袋の表面には「御佛前」「御香典」もしくは「御香料」と記載します。

香典袋は文房具店やホームセンター、コンビニエンスストア、100円ショップなどでも手に入ります。お彼岸以外にも葬祭で使用することが多いため、自宅に常備しておくのもおすすめです。

3. 線香やろうそく

香典が線香の代わりと解説したように、本来は仏事の際に線香をお供えする習慣がありました。線香でなくても、それに類するものとしてろうそくをお供えするのもよいでしょう。

4. 菓子折りや果物

ぼたもちやおはぎ以外にも、「落雁(らくがん)」や菓子折りをお供えするケースもあります。また、地域によっては「彼岸だんご」をお供えするところも少なくありません。お彼岸用のお供えものとして厳格なルールやマナーはありませんが、もし不安であれば近所で親しい人に相談してみるのもおすすめです。

5. 花

お盆のお墓参りと同様に、お彼岸で他家にうかがう際に花をお供えするのもよいでしょう。ただし、派手な色の花ではなく、白や薄い黄色などの淡い色のものがふさわしいといえます。また、すでにお彼岸用の花を飾ってあるところも多いため、大量の花を持参してしまうと飾る場所がない場合もあります。そのため、花を持参する際には事前に先方へ確認しておくとよいですね。

6. 故人が好きだったもの

故人が生前好んでいたお菓子やお酒などがあれば、それをお供えものとして持参してもよいでしょう。厳格なルールやマナーにとらわれる必要はなく、何よりも重要なのは故人を偲び思いを寄せる心です。

お供えするときに気をつけたいこと2つ

お彼岸で他家にうかがい、お供えする際には最低限注意しておきたいマナーがあります。とくに重要なポイントを2つ紹介しましょう。

1. ものをお供えするときは掛け紙をする

香典をお供えする際には香典袋に現金を入れると紹介しましたが、お菓子やお酒などをお供えする際にも必ず「掛け紙」をつけましょう。掛け紙は文房具店やホームセンターなどで購入できますが、インターネットからテンプレートをダウンロードし、印刷して使用することも可能です。

2. お供えものの相場を確認する

香典をお供えする場合、一般的な相場は3000〜5000円程度とされています。また、菓子折りやお酒などをお供えする際にも、香典と同様の相場と考えてよいでしょう。あまりにも相場とかけ離れた高額なお供えものを贈ってしまうと、先方に気を遣わせてしまうため、上記の相場の範囲内で品物を選ぶことが重要です。

お彼岸に他家からお供えしてもらったときのお返しは?

お彼岸で他家の人がお供えしてくれた場合、原則としてお返しは不要とされています。ただし、先方にもうかがい、お彼岸のお供えをするのがマナーともいえるでしょう。

もし、さまざまな事情により先方へうかがうのが難しく、どうしてもお返しをしたい場合には、いただいたものの2分の1〜3分の1の金額のものが目安とされます。

彼岸会に参加するときはお布施を渡そう

お彼岸の期間中、お寺ではさまざまな法要が開かれることがあります。これを「彼岸会(ひがんえ)」とよびますが、彼岸会に参加する際にはお布施を持参するのがマナーです

お布施の相場はお寺と家との関係性や地域によっても異なり、3000円程度のところもあれば2万円をこえる場合もあります。一般的には5000円から1万円程度が相場とされていますが、親しい檀家がいれば事前に聞いてみるとよいでしょう。

お供えは感謝の気持ちから

自分の家のお墓にお供えするときはおはぎ・ぼたもちとお花が一般的ですし、彼岸に他家へうかがうときにはそれほど高額ではない香典またはお菓子などをお供えします。

つまり、ものを贈ること、供えること自体よりも、故人や先祖に対して感謝の気持ちからお供えするという「心」が大切だといえるでしょう。また、よそからお供えをいただいたときも、ただお返しの品を用意するだけでなく真心を込めて渡すことが重要です。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部 情報は2022年3月9日時点のものです。)

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この記事を監修した人
株式会社セレモア

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