コラム

お仏壇のQ&A〜配置や買い替え、処分はどうする?

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この記事の内容

今回ご質問にお答え頂いた企業様
はせがわ

お仏壇のはせがわ銀座本店長をはじめ、都内の主要店舗の責任者としてお仏壇やお墓の販売に従事、その経験を活かし現在は赤坂営業所の所長として屋内墓苑の販売を行っている。近年、墓じまいに伴うお墓のお引越し(改葬)に関するご相談が急増しており、オンラインセミナーや百貨店サロン等での外部セミナーを積極的に開催し、多くの方のお悩み解決に努めています。

この記事をおすすめする人

お葬式を終え、これから仏壇を準備される方


この記事のポイント

  • お寺さまとの関わりがない方は思わず手をあわせたくなるような仏壇の購入がおすすめ
  • 場所に余裕があれば、東向きもしくは南向きでご安置するとよい
  • お仏壇を処分する際はお寺のご住職に相談して閉眼供養をおこなう必要がある


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大切な人とのつながりの場であり、家族の心のよりどころにもなるお仏壇。代々引き継がれることが多いものだからこそ、選び方やご安置、お引越しなどの作法を知らないことも多いのではないでしょうか。

今回は、お仏壇にまつわるよくある疑問について、仏事のプロ株式会社はせがわ様に伺いました。

お仏壇のQ&A(1)宗派によって、お仏壇の種類は変わる?

【ご質問】

宗派によって、お仏壇の種類は変わるのでしょうか。


【はせがわ様からのご回答】

各宗派によって、お仏壇の種類が異なるというよりも、ご本尊さまが異なります。釈迦如来や阿弥陀如来、大日如来、日蓮上人やお曼荼羅など、その種類はさまざま。また浄土真宗は「金仏壇」という種類のお仏壇が一般的ですが、本願寺派と真宗大谷派とではお仏壇の作りや脇仏さまがちがうのです。

さらに、「大阪仏壇」「名古屋仏壇」……と、地域によって形や素材が異なる場合もあります。住んでいる地域のものを必ず選ばなければいけない、というわけではありませんが、お仏壇選びに悩んだときの一つの指標になります。

ただし、こうした宗派や地域によるお仏壇の違いは、最近では少なくなってきており、必ずしも該当するものを選ばなければいけないわけではありません。

最近の傾向として、お寺さまとのお付きあいがない方は、お仏壇は信仰の意味あいよりも、ご先祖さまや亡くなった方の供養の意味が強くなってきており、宗派や地域によるお仏壇の形式にこだわらない場合も増えてきました。

「必ずこの種類を選ばなければいけない」「大きくて立派なお仏壇がよい」ではなく、思わず手をあわせたくなる、祈りの対象としてのお仏壇をお選びいただき、大切な人とのつながりを考えていけるとよいですね。

お仏壇のQ&A(2)ご安置する向きに決まりはある?

【ご質問】

お仏壇をご安置する向きに決まりはあるのでしょうか。


【「はせがわ様」からのご回答】

「お仏壇を北に向けるのはよくない…?」など、心配される方が多いのがお仏壇の向きのこと。向けない方がよいとされる方角のほか、「この向きにするとよい」などの言い伝えもさまざまあります。

たとえば、お釈迦さまが説法をされる際に南を向いていたという言い伝えから、お仏壇を南向きに置くのがよいとする説があります。

また宗派によっては「西方浄土」や「東方浄瑠璃世界」など、仏さまが住むと信じられている方角が異なります。さらにおなじ「西方浄土」をとっても、「お仏壇を東に向け、西向きにお参りするのがよい」と「お仏壇を西に向けるのがよい」という2つの考え方が存在しているのです。

しかし仏教では「仏さまはすべての方位にいらっしゃる」と考えられているため、厳密にこの向きでなければいけないという決まりはありません。仏間があれば仏間にご安置するのがよいですが、リビングや寝室といった場所に置く場合もあるため、生活のしやすさと両立できる置き方が望ましいのかもしれませんね。

場所に余裕があれば、伝統的によいとされている東向きもしくは南向きでご安置するとよいでしょう。ただし生活用のスペースを考え、難しい場合は気にする必要はありません。お参りしやすい場所にご安置してください。

お仏壇のQ&A(3)お仏壇の処分はどうすればいい?

【ご質問】

お仏壇の処分はどうすれば良いのでしょうか


【「はせがわ様」からのご回答】

お仏壇の買い替えや家の整理、引越しなどをする場合、いまのお仏壇を処分することになりますが、日ごろ手をあわせているものを捨ててしまうのは抵抗があるもの。どう処分したらよいのか、悩みますよね。

お仏壇を処分する際は、まず「閉眼供養」をおこなうのが一般的です。閉眼供養とは、仏壇やお墓に魂が宿っているという考え方から、その魂を仏壇から抜くためにおこなわれるもの。菩提寺のお坊さんにお経をあげていただくことで、魂が抜かれます。

基本的にはお寺のご住職に相談して閉眼供養をおこなっていただいてから、お仏壇の引きとりを仏壇店に依頼する流れになりますが、お世話になっている菩提寺がないという場合は、仏壇店に供養についても相談することができます。

買い替えや家の整理などをきっかけにお仏壇を処分する場合、「はせがわ」では以下の流れで処分を進めていきます。

  1. 店舗にて手続き

  2. ご自宅へお引きとり、集金にうかがう(※1,2)

  3. はせがわの商品センターに一定期間保管

  4. 毎週お寺さまに来ていただき、お経をあげていただく

  5. 環境に配慮した方法で処分をおこなう(チップ状にする)

  6. 年に一度、芝の増上寺(浄土宗七大本山)にて、お仏壇のお焚きあげを実施(※3)


※1 すべてのお引きとりは有料ですが、お引きとりだけのときとお買い換え時では料金が異なります。
※2 セール時やお買い換え時には、お引きとりが無料の期間も設けられています(期間限定)。
※3 募集期間、基数限定となります。

大切なお仏壇を処分する際、きちんと供養をおこないたい場合は、まずは菩提寺に相談してみましょう。菩提寺がない方は、仏壇店にご相談ください。

「はせがわ」では、環境に配慮した方法で処分をおこなうほか、年に一度は芝の増上寺(浄土宗七大本山)にてお客さまにご参加いただけるお焚き上げも実施。お仏壇のご供養に関して「初めてのことでわからない」というお客さまは、ぜひ安心してご相談ください。

まとめ

今回は、株式会社はせがわ様にお仏壇にまつわる様々な疑問についてお答えいただきました。

生活の場やスタイルが変わっても、故人とのつながりを大切にしたい気持ちは変わらないはず。そうしたなかで、お仏壇がやっかいものになってしまうのは悲しいですよね。

「親から引き継いだもので、どのように大切にしていけばよいか悩んでしまう」、そんな方に向けてはせがわ様では親身に相談に乗っていただけるそうです。

自分のライフスタイルにあった仏壇・仏具の選び方や、必要なメンテナンス方法についてはプロに相談してみると良いかもしれません。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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