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老後にかかる生活費は?豊かなシニアライフのために、いまできること

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安定した老後に向けて準備を始めたい方


この記事のポイント

  • 老後に不安があると感じている人は8割を超える
  • 子供にまつわる出費は減り、医療・葬儀の支出が増加
  • まずは現在保有している資産を計算してみよう


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「人生100年時代」「老後資金2000万円問題」などの言葉が世にささやかれるようになったいま、老後の「お金」について考える方も多いのではないでしょうか。老後の生活費のなかには、意外と切り詰められない費用も多いもの。かかる費用を把握して、早くから準備しておくことが大切です。

ゆとりをもって生活するために必要な費用や、定年退職による収支の変化をもとに、シニアライフにまつわるお金の問題について考えてみましょう。

老後生活に不安を感じますか?

お金にまつわるニュースのなかでも記憶に新しいのは、2019年に金融庁が発表した「老後資金2000万円問題」。不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

2019年にメットライフ生命がおこなった老後に関する調査によると、20歳から79歳の男女のうち「老後に不安がある」「やや不安がある」と答えたのは81.5%。なかでも、20代から50代の人々にとっての1番の不安要素は「お金」でした。
(参照:メットライフ生命 「老後を変える全国47都道府県大調査」2019年) 

老後にかかるお金というと、入院やお葬式、お墓などの費用が注目されやすいですが、実は重要なのが生活費。生活費は突発的に発生する費用と違って比較的把握がしやすいため、早めに対策ができるうえ、そうして浮いたお金を貯金することで急な出費にも備えられます。

老後の生活費はどれくらい?

老後の生活費はどれくらい必要なのでしょうか。月平均の消費支出額をみてみましょう。

  • 2人以上の世帯のうち、世帯主が60歳以上の無職世帯の平均消費支出は24万3260円

→そのうち夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では、月平均の消費支出は23万9947円となっています。

  • 60歳以上の単身無職世帯の場合、消費支出は13万9739円でした。


(参照:総務省「家計調査報告(家計収支編)」2019年)

人によって状況は異なりますが、退職後に必ずしも生活に関する支出が大きく減るわけではありません。あらかじめ将来の収入と支出を予測し、計画を立てておく必要がありそうです。

老後の生活費、具体的にどんなお金がかかる?

具体的に、老後はどのような項目にお金がかかるのでしょうか。以下の3つに分けて見ていきましょう。

  • 「現役時代から不要になる項目」

  • 「変わらず必要な項目」

  • 「新たに必要になる項目」


現役時代から不要になる項目

現役時代から不要になる代表的な項目は、子どもにまつわる支出でしょう。子どもが独立し、学校の授業料や教育関連費などがかからなくなるころです。

また収入が減るため、社会保険などの保険料や所得税・住民税などの税金が大幅に少なくなるほか、持ち家のローンの支払いが終われば、住居にまつわる費用も削減できます。

変わらず必要な項目

変わらず必要なものとしては、交際費や教養娯楽費などが挙げられます。退職すると人付きあいが減るような感覚もありますが、自分の時間が増えて余暇を楽しむ余裕が生まれることで、アクティブに活動するようになる人も多いようです。

新たに必要になる項目

老後に新たに必要になったり金額が増えたりする項目には、家のリフォーム費用や医療・介護にまつわる支出、そしてお葬式費用の積み立てなどがあります。

見落としがちなのがリフォーム費です。購入から時が経って耐震工事やバリアフリー工事を考えるように。工事の範囲にもよりますが、意外と大きな支出になります。

そのほか、在職時にボーナスで支払っていた分の支出も、月割りの計算で毎月の必要なお金にプラスする必要がありますね。

収支は人によってさまざまですが、こうして整理してみると、意外と切り詰められない「なくてはならない支出」が多いことがわかります。事故や病気にともなって突発的な支出が生まれる可能性もふまえ、早めに備えを始めてみませんか?

まずはもっている資産と見込まれる収入を把握しよう

まずは自分のいまの資産状況を知ることから始めてみましょう。

資産状況を客観的に把握するには、バランスシート(貸借対照表)を作成するのがおすすめです。主に企業がそのときの資産と負債を把握するために作るものですが、個人でもこの考え方を活かすことができます。

現預金以外に、保険や不動産なども含めた手もちの「資産」と、住宅ローンやクレジットカードの借入などの「負債」を書き出し、2つのバランスを確認します。


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実際に老後の生活費を計算してみよう

いまもっている資産の全体像と見込まれる収入がわかったら、今度は老後の支出を計算してみましょう。

総務省の「家計調査報告(家計収支編)」(2019年)による平均的な月ごとの支出額をベースに、ご自分のライフスタイルや事情をふまえて支出をまとめていきます。以下のようなポイントを意識してみてください。

  • 持ち家のローンはいつ支払い終わるか

  • いまの段階で想定される、家のリフォーム希望箇所はあるか

  • 子どもがいつごろ独立し、教育費が掛からなくなるか

  • 加入している保険の保険料はどのように変化するか

  • 月にどのくらいの金額を旅行・レジャー・交際費にのこしたいか


最低限必要な支出のほかにご自身のライフイベントも考慮しながら、支出を予測してみましょう。「いまのライフスタイルをこのまま続けて大丈夫か」「これからどのような備えをするべきか」などが見えてくるはずです。

終活アプリ『楽クラライフノート』を活用すると、資産管理と家計管理が簡単に。さらに、年間の収支やライフイベントに関するデータを入力するだけで、老後資金のシミュレーションをすることができます。


ゆとりあるシニアライフをおくるために

ゆとりあるシニアライフを実現するポイントは、しっかりと収支を把握して資産を管理、運用すること。資産状況をまとめるにはすこし手間がかかるので、早めに準備を進めていきましょう。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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