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今日から始めるクラウドファンディング|企業支援して応援しよう

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はじめてのクラウドファンディングに興味がある方


この記事のポイント

  • クラウドファンディングはインターネットで資金・支援者を集める方法
  • リターンの受取や進捗確認が容易にできる
  • まずは少額からの出資がおすすめ


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お金を出資することの対価として、新たな製品やサービスを受けとることのできるクラウドファンディング。2019年には市場規模が約170億円となるなど、ものづくりに意欲を燃やす人、斬新なデバイスなどを試してみたい人など、さまざまな利用者に活用されています。

まずはクラウドファンディングの種類ややり方を知って、自分にあった楽しみ方を見つけてみませんか?

年間170億円もの出資がおこなわれるクラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、不特定多数の人から資金を募る方法のことを指します。「Crowd(群衆)」と「Funding(資金調達)」を組みあわせた造語で、インターネットを介して支援者を募集する方法が一般的です。

クラウドファンディングをおこなう目的はさまざまで、以下のような目的があります。

  • 新製品・新サービスを開発するための資金を集めたい
  • イベントを実施するための資金を集めたい
  • この人が活動するための資金を集めたい、または応援したい


一般社団法人 日本クラウドファンディング協会の調査(2020年)によると、2019年の購入型クラウドファンディング市場の規模は約170億円にのぼっています。2017年は77億円、2018年は115億円であったことを考えると、急速に市場規模が拡大していることがわかります。

クラウドファンディングの仕組みを提供する事業者も増えており、新たな資金調達の方法として今後社会に定着していく可能性を秘めているのです。

クラウドファンディングの種類

ひと口にクラウドファンディングといっても、いくつかの種類があります。今回は4つの種類に分け、それぞれの違いについて解説します。

1. 購入型

購入型とは、その名の通り、支援者に対して開発した製品やサービスを提供することを条件に資金を集める方法です。提供する資金の額に応じてリターンは異なり、支援者は結果的に製品やサービスを購入した形になるため購入型と呼ばれています。

支援者に製品やサービスというリターンを提供するという点において、寄附や投資とは異なる支援方法といえるでしょう。

2. 融資型

融資型とは、起案者に対して資金を貸し出し、元本および利息を受けとる方法です。あくまで融資である以上、起案者は支援者に対して元本と利息を支払わなくてはなりません。
一方で支援者にとっては、事業の失敗によって利息どころか元本すらも戻ってこないリスクがあるため注意が必要です。

3. ファンド型

ファンド型とは、企業がおこなう事業に対して支援者である個人が出資するクラウドファンディングです。購入型のように製品やサービスとしてリターンを受けとることができるほか、利益に応じて金銭的なリターンを受けとれるのも大きな特徴です。

一見すると融資型クラウドファンディングと似ていますが、融資型が元本と利息の返済を受けるのに対して、ファンド型は製品・サービス・配当を受けとるという違いがあります。

4. 株式型

株式型とは、その名の通り支援者に対して株式を発行し投資を募るクラウドファンディングです。当然のことながら起案者は企業に限定され、株式も未公開株のみが対象となります。2015年から少額の株式投資が可能になったことから、株式型のクラウドファンディングに対応する事業者が日本でも徐々に登場しています。

株式型クラウドファンディングのメリットは、保有する株式が新規上場したとき多大な利益を得られるということです。ただし、その会社が新規上場もしくはM&Aで買収されるなどがなければ自由に売却できる機会は限られているため、注意が必要です。

クラウドファンディングの支援方法5ステップ

「クラウドファンディングに興味はあるものの、具体的なやり方がわからない」「はじめてなので不安」などの悩みを抱えている方も多いはず。そこで、はじめての方でも安心して始められるよう、クラウドファンディングの支援方法を5つのステップに分けて解説します。

1.プロジェクトを閲覧

クラウドファンディングを提供している事業者やサイトでは、さまざまなプロジェクトが公開されています。まずは複数のサイトを覗いてみて、どのようなプロジェクトがあるのかを確認してみましょう。

たとえば購入型のクラウドファンディング事業者であれば、「Makuake」「CAMPFIRE」「READYFOR」などが利用者の多いサイトとして挙げられます。

2.プロジェクト内容やリターンをみて、支援するプロジェクトを決める

自分が興味のあるプロジェクトが見つかったら、プロジェクトの詳細やリターンを確認します。プロジェクトのなかには、複数の支援プランが設けられており、支援金額によってリターンの内容が異なるケースも多いです。予算内であるかはもちろんですが、支援金に対して納得感のあるリターンが設定されているかも重視しておきたいポイントです。

3.募集終了期間内に決済する

支援したいプロジェクトが決まったら、申し込み手続きに進み決済をします。決済方法はクラウドファンディング事業者によっても異なりますが、大手の場合はクレジットカードや銀行振込のほか、QRコード決済などにも対応しています。プロジェクトごとに募集期間が決まっているため、必ず期間内に決済を完了するようにしましょう

4.募集終了後、SNSなどでプロジェクトの進捗を確認する

プロジェクトへの支援申し込みが完了したら、その後の進捗を確認しましょう。プロジェクトの起案者によってはホームページで取組内容や進捗状況を報告していたり、SNSで積極的に情報発信しているケースもあります。

とくに、はじめてクラウドファンディングに参加し支援する場合、確実にリターンを受けとれるか不安な方も多いはずです。プロジェクトの進捗状況を随時確認することによって、リターンの受けとりはいつごろになるのか、おおよその予想を立てることもできます

5.リターンを受けとる

最後に、起案者から製品やサービスなどのリターンを受けとって一連のプロジェクトは完了となります。もし製品の発送が遅れていたり、発送したにも関わらず自宅に届いていないなどの問題があれば、起案者に対して確認してみましょう。
クラウドファンディング事業者によっては、プロジェクトのページ内から起案者に対してメッセージを送る機能があるサイトも多いです。

クラウドファンディングのメリット/デメリット

クラウドファンディングの基本的な仕組みや流れはわかったものの、それでも不安を感じる方は多いはず。そこで、支援者の立場から考えた場合のメリットとデメリットについて解説します。

メリット

クラウドファンディングにおける最大のメリットは、購入型であればまだ市場に出回っていない製品やサービスをいち早く手に入れたり、利用できたりすることです。クラウドファンディングでは、革新的なアイデアによってさまざまな製品やサービスを開発するプロジェクトがあります。それを形にするために、具体的な支援ができるという意味では社会貢献にもつながる取り組みといえるでしょう。

また、融資型のクラウドファンディングは利息が5〜8%と比較的高い場合が多く、株式型では新規上場まで進めば大きなリターンが見込めます。

デメリット

大手のクラウドファンディング事業者で公開されているプロジェクトは、いずれも事前に審査を受けているものばかりです。そのため、基本的にはリターンが届かない、返ってこないなどのトラブルは少ないのですが、購入型では開発上のトラブルや問題が発生することもあります。融資型、ファンド型、株式型も元本を失う可能性は低くありません。

まずは少額から出資をしてみよう

クラウドファンディングにはさまざまな形がありますが、とりわけ注目を集めやすいのが、開発された商品を受けとる購入型のクラウドファンディングです。購入型のクラウドファンディングの場合、プロジェクト不成立となると出資したお金は返金されるのが一般的であるため、まずはこちらから始めてみるのもおすすめです。

そのほかのクラウドファンディングの場合でも、一般的な投資と同様に、まずは少額から始めてみるのが安心な方法といえるでしょう。低リスクでクラウドファンディングの仕組みを学びながら、徐々に支援の幅を広げてみてはいかがでしょうか。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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