新たな生きがいの発見に。シニアボランティアという選択

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老後の生きがいを見つけたいと思っている方


この記事のポイント

  • シニアボランティアをおこなうと生きがいを得ることにもつながる
  • シニアボランティアは他者と協調できるか考えてから参加するとよい
  • ボランティアは各都道府県の「福祉協議会」が設けたボランティアセンターの窓口で探すことができる


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定年を迎え仕事から離れると、ほっと安心する反面「生きがいが見つけられない……」と気落ちしてしまう方も多いのではないでしょうか。そうしたなかで、新たな挑戦や楽しみのひとつの選択肢となるのが「シニアボランティア」です。

まずはシニアボランティアとは何か、どのようなことに注意して参加するとよいかなどを知って、自分にぴったりの関わり方を見つけてみませんか?

シニアボランティアとは?

シニアボランティアとは、これまでの人生で培った経験や豊富な知識などを活かして、シニア層の人々がボランティアに参加すること。定年を迎えて仕事を離れたり、子どもが巣立ったりしたことをきっかけに、取り組む人が多いようです。

内閣府が発表した「平成30年版高齢社会白書」(2018年)によると、60歳以上で「働いているか、もしくはボランティア活動や地域社会活動、趣味やおけいこなどをおこなっている」人は全体の58.3%でした。また社会的活動(貢献活動)のなかでもおこなっている人が多かったのは、以下の3点です。

  • 自治会、町内会などの自治組織の活動:18.9%

  • 趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動:11.0%

  • まちづくりや地域安全などの活動:3.5%


シニアボランティアに参加する意義3つ

セカンドライフにおける新たな挑戦や楽しみとなるシニアボランティア。参加することに、具体的にどのような意義があるのか、3つのポイントをお伝えします。

これまでの経験や知識を活かせる

シニアボランティアは、語学に自信がある人や仕事で培った技術をもっている人などにとっては、これまでの経験を活かして活躍できる場になるほか、歳をとっても自分の技能で社会に貢献できるという実感をもつことができます。

ボランティアのなかには、デスクワークをおこなうものもありますので、オフィスを中心に仕事をされていた方もそのなかで得た知識を活かす機会があります。

交友関係が広がる

これまで関わりのなかったような人と出会い交友関係を広げるきっかけにもなります。現役時代に同僚と共に仕事をしていたときと同様に、いっしょにボランティアをする人と共通の目標へ向かって進み成し遂げることは、ひとりで過ごす時間よりも大きな達成感を得られます。

生きがいや充実感を得られる

「見返りを求めず、自発的にだれかのために行動していること」は自分にとっての自信になり、生きがいを得ることにもつながり得ます。とくに、ボランティアで貢献する相手から喜ばれたり感謝の言葉をかけられたりすると、大きな充実感を得られることでしょう。

シニアボランティアに参加するうえで注意すべきこと

だれかの助けとなることができ、また自分の得るものも大きいボランティアですが、参加するときは次の2つの注意点をおさえておきましょう。

注意点(1)協調性をもつことが大切

ボランティアは社会的な活動であり、ひとりだけでおこなうものではありませんから、ほかの人と協力して取り組むことも大切です。他者との交流や協力を自分が楽しめるか、ときに融通のきかない場面があっても続けられるか、などを考えてから参加できるとよいでしょう。

注意点(2)体調と相談しながら参加しよう

だれかを助けたり支えたりすることができ、また自分にとってもプラスの側面が多いシニアボランティアですが、自分を犠牲に、無理しておこなっては意味がありません。あくまで自分の身体を大切に、まずは自分の体調を第一に考えて参加しましょう。災害支援などは力仕事が必要になる場面も多いでしょうから、体力面に不安がある場合は地域の見守りなど、自分ができる範囲内で始めるのもよいかもしれません。

シニアボランティアにはどんな種類がある?

自分にあったシニアボランティアを見つけるために、まずはどのような種類があるのかを知っておきましょう。自分の経験や知識を活かせそうなもの、興味のわくものが見つかるといいですね。

道路清掃や花壇の手入れ

地域の道路を清掃したり、街や学校のそばに設置された花壇の手入れをおこなったりするボランティア。気軽に参加できるシンプルな活動ながら、目に見える形で地域に貢献できるのが魅力です。

児童施設や高齢者施設のボランティア

児童施設で送迎や見守りなどの子育て支援をおこなったり、高齢者施設で編みものを教えたり朗読などをおこなったりと、施設で活動します。定期的に施設へボランティアとして通うことで、子どもや高齢者の方との交流が生まれ、仲が深まることも。

地域コミュニティの運営(祭りの手伝いやイベントスタッフなど)

地域で開催されるお祭りやイベントの企画や運営をサポートするシニアボランティア。子どもから大人まで、さまざまなメンバーや来場者との交流を楽しむことができる活動です。

防犯パトロールや警備スタッフ

防犯パトロールや警備スタッフのボランティアは、地域で声かけ運動をしたり通学路で不審者の接近を防いだりするものです。町内会や学校のPTAと連携しておこなう場合が多いため、地域の情報を新たに知り、また街の変化を実感することができるボランティアと言えます。

点字翻訳や盲導犬ボランティア

点字翻訳は、目の見えない方に、活字で書かれた内容を点字にして伝えるもの。訳すだけでなく、訳されたものの校正をおこなったり、点字を編集したりと活動内容はさまざまです。

また盲導犬ボランティアでは、盲導犬の散歩、身体のケアなどをおこなったり、引退した盲導犬を引きとって育てたり。大きな責任がともなうものの、動物が大好きな人にはぴったりの活動です。

治験ボランティア

厳しい審査を通過した新薬の販売前に、有効性を確かめる治験ボランティア。医療の発展を支えられる、意義のあるボランティアです。健康状態をよく考えて事前にしっかりと説明を受けるほか、家族にも相談したうえで始められるとよいでしょう。

観光ガイド

地域を訪れた方の案内をおこなう観光ガイド。細かなマニュアルがない場合が多く、ボランティアに参加する人の知識や経験を活かして、人を楽しませることができる魅力があります。語学力に自信がある方は、日本を訪れた外国の方の案内でも活躍できるでしょう。

自分にあったボランティアを見つけよう

参加してみたいシニアボランティアはありましたか?興味のある種類が見えてきたら、次は身近なところでシニアボランティアの募集を探してみましょう。

家族や友人に話してみる

自分の知らなかった情報を家族が知っていた、なんて経験はありませんか。これはボランティアの募集を探すときにもおなじことが言えますから、まずは「ボランティアをしてみたい」といった気持ちをご家族に話してみてはいかがでしょうか。

また、意外な友人がボランティアをやっているという場合もありますので、身近な人と話をするのがボランティアを見つける第一歩になるかもしれません。

ボランティア窓口を活用する

全国各地に、各都道府県の「福祉協議会」が設けたボランティアセンターや市民活動センターがあります。こうした窓口では、ボランティア情報を探すことができるほか、ボランティアにまつわるイベントなども随時開催されているため、「まずはボランティアについて、くわしく知ってみたい」という方は活用してみるとよいでしょう。

全国各地の窓口をまとめたサイトもありますので、参考にしてみてください。

市役所や図書館の掲示板で探す

人が集まる場所に情報も集まります。ボランティアの情報も市役所や図書館の掲示板、あるいは、市区町村の広報誌に掲載される場合がありますから、ぜひチェックしてみてください。

インターネットで検索してみる

「(地域名) ボランティア」で検索すると、その地域で求められているボランティアが示されます。さまざまな種類のボランティアがあるため、インターネットを見ながら自分に向いているのはどういったものかと検討する時間も楽しく過ごせるはずです。

充実したシニアライフを実現するために

生活にハリをもたせ、生き生きと過ごすのに大きな役割を果たしてくれるシニアボランティア。金銭面や時間など配慮しなければならない面はありますが、生活を新鮮に捉えなおすきっかけになるかもしれません。ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。


(執筆編集:NTTファイナンス 楽クラライフノート お金と終活の情報サイト編集部)

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